声出し応援が戻ってきて、これまで以上の盛り上がりを見せた新年の大学駅伝競走。その中でもやはり注目されていたのが駒澤大学に対して青山学院大学などがどう対抗するか。そして、その見せ場は往路の2区と3区で早くもやってきます。
アディダスの「ADIZERO ADIOS PRO EVO 1(アディゼロ アディオス プロ エヴォ1)」を着用した青山学院大学・黒田朝日選手、太田蒼生選手の快走。そして多くの選手が選んだアディゼロについてのレポートをお届けします。
43名がADIZEROシリーズを箱根路で着用
今年の箱根路においては、昨年を上回る43名の学生ランナーがアディゼロを選びました。230名のうち43名ということで、約18.9%のランナーがアディダスを選んだことになります。総合優勝した青山学院大学においては、本大会において10区間中6人がADIZEROシリーズを着用しています。
青山学院大学ばかり注目されていますが、2区では「ADIZERO TAKUMI SEN 9」を着用した國學院大學の平林清澄選手が、17位で受けた襷を9位まで押し上げる8人抜きを達成、チームを勇気づける快走を見せています。
最新の「ADIZERO TAKUMI SEN 10」ではなく、1世代前の「ADIZERO TAKUMI SEN 9」を選んでいるあたりが、平林選手らしいところ。もちろん「ADIZERO TAKUMI SEN 10」や「ADIZERO ADIOS PRO 3」も選ばれており、多くの選手がアディゼロとともに自分のポテンシャルを発揮しました。
ADIZERO ADIOS PRO EVO 1 を3名が着用
今大会の注目だったのが、青山学院大学の黒田朝日選手、太田蒼生選手が着用した「ADIZERO ADIOS PRO EVO 1」。SNSでも話題になっており、2区を走った黒田選手、3区を走った太田選手が青山学院大学に大きな流れを引き寄せたのは間違いありません。
「ADIZERO ADIOS PRO EVO 1」はアディダス史上最軽量のレーシングシューズで、27cmで片足わずか138gしかなく、2023年9月24日にはベルリンマラソンで、エチオピアのティギスト・アセファ選手が2時間11分53秒で女子の世界新記録を樹立しています。
各校のエースが登場する花の2区では「ADIZERO ADIOS PRO EVO 1」を着用した青山学院大学・黒田朝日選手がペースをつかみ7人抜きを達成、トップにわずか22秒差の2位までチームを一気に押し上げました。そしてその勢いは3区に続きます。
3区では「ADIZERO ADIOS PRO EVO 1」を着用する太田蒼生選手が力強い走りを見せ、残り3キロで首位を奪取。太田選手は、そのまま日本人歴代最速となる59分47秒という驚異的な記録で4区へと襷を渡し、往路優勝・総合優勝へと繋げました。
3区は21.4kmあり、太田選手の59分47秒というのはハーフマラソン日本記録をも上回る圧倒的なタイム。努力を積み重ねた太田選手のポテンシャルを100%引き出したのは、まぎれもなく「ADIZERO ADIOS PRO EVO 1」と箱根路という舞台です。
この結果に胸を熱くして、往路が終わった後すぐ、新年最初のランニングに出かけたという人もいたはず。
自分のすべてを出し切るための「ADIZERO」という選択
自分を超えていくために必要なのは日々の積み重ねですが、すべてのランナーがレースにおいて自分の実力を発揮できるわけではありません。ある人はプレッシャーに押しつぶされ、ある人はコンディションが整わず、期待した結果を出せないこともよくあります。
それは誰にでも起きることで、箱根路を走るレベルのランナーであっても自分の実力を100%発揮できるのはごくわずか。ただ「このシューズなら大丈夫」と思えるランニングシューズを選ぶことができれば、納得のレースにできる可能性が上がります。
そして、アディゼロは少しでも上を目指すランナーにとっての最適解のひとつ。ただ「ADIZERO ADIOS PRO EVO 1」は入手しにくいのが現状で、耐久性などを考えると、トップアスリートの勝負シューズという位置づけになります。
そうなるとシリアスランナーが選ぶべきは「ADIZERO TAKUMI SEN 10」もしくは「ADIZERO ADIOS PRO 3」ということになりますが、「ADIZERO TAKUMI SEN 10」はハーフマラソンまでの距離に適したシューズで、フルマラソンを走るなら「ADIZERO ADIOS PRO 3」がおすすめです。
もちろんシューズがフィニッシュラインまで連れて行ってくれるわけではなく、それに見合うだけのトレーニングが必要になりますが、これらのシューズは積み重ねてきたものを100%引き出してくれるという安心材料になります。
現状維持で満足せずに、もっと上を目指すのであれば、次のシューズはアディゼロシリーズを選んでみてはいかがでしょう。