【短期連載】私たちの東京マラソン2026 Vol.3「半蔵門線ランをしてみた」

東京マラソンプレミアパートナーの東京メトロが、東京マラソンを盛り上げるイベントとして、「東京メトロバーチャルマラソン 半蔵門線の路線距離を走ろう!」を開催。完走すると抽選で東京マラソン2027の出走権が当たるということで、この連載で一緒に東京マラソンに出場する須藤彩花さん、前川房子さんと実際に半蔵門線を辿って走ることに。

ただ、スケジュール調整がうまくいかずに最初は渋谷から青山一丁目駅まで。そして他のラン仲間を誘って再チャレンジしようとしたら東京は大雪。再度スケジュール調整して、ラン仲間+前川房子さんとその友人と半蔵門線ランをしてきました。

目次

東京マラソンを走ることによる仲間意識の芽生え

まずは須藤彩花さんと前川房子さん、そして私の3名で渋谷駅から青山一丁目駅まで走ります。東京マラソンを走るという共通点はあるものの、3人で集まるのはこれが2回目ということもあって、馴染む頃に走り終えるかなと思っていたら、宮益坂を登り終えたくらいには、もうフラットな関係に。

それぞれの個性による部分が大きいですが、やはり東京マラソンを走る仲間という意識、そして大前提としてランナーであるということがお互いの絆を深めているのかもしれません。

この区間は東京マラソンで走ることのないエリアですが、渋谷から表参道、明治神宮外苑を経由しての青山と、誰もが名前を聞いたことのある東京の名所がギュッと詰まったエリアでもあります。それだけ、人通りも多いので外苑前くらいまで歩いたり走ったりの繰り返しになりましたが。

今回、集まる前にひとつだけ不安がありました。それは長い付き合いの前川房子さんが「あんまり走りたくなーい」と申し立てしそうなキャラクターという印象が強かったこと。青山一丁目までにしたのもそれを考慮してのことでしたが、ランニングクラブに入って頻繁に走っている彼女はまったくの別人のようでした。

かつてはフルマラソンを完走できればいいくらいのスタンスだったのに、東京マラソンではサブ4.3を狙うとのこと。それもランニングをそれなりに長く続けてきてからの変化なので、嬉しくもあり戸惑いもあり。そんな前川さんは東京マラソン受付の日もラン仲間と走ってきたそうです。

そう、ここに集まったのはみんな走ることを楽しめる人たち。同じタイミングで東京マラソンを走れることになったのは本当に偶然でしかありませんが、走るのが好き、走るのが楽しいと思える人たちだから、こうやって一緒に走ることで仲間だという認識が徐々に広がっていった気がします。

青山学院大学の前で記念撮影をしたりしながら、国立競技場経由で青山一丁目駅まであっという間。走りえ終えてコーヒーでも飲もうとなったのですが、周りによさそうなお店がなかったので、結局赤坂近くにある「とらや」のカフェを目指して追加ラン。

残念ながら「とらや」は60分待ちということで、そこから更に走って住宅街にあるカフェまで移動しました。こうやって移動するときの選択肢に「走る」があるのは便利なものです。そして、探せば走っていける距離によさそうなお店が見つかる。これが東京のすごいところ。

ちなみに、走り終えてから訪れたのはGoogleマップで見つけた「Hacienda Tokyo」さん。グルテンフリーのパウンドケーキもコーヒーも美味しくて、ついつい長居してしまいました。走った時間と同じくらい滞在していたかもしれません。

東京マラソン前ということもあり、お互いの情報交換などしていたら、あっという間に時間が流れていきました。そしてカフェから青山一丁目駅まではもちろんランニング。坂の街・赤坂らしい激坂も気合で乗り切って帰途につきました。

東京を感じながら走れる半蔵門線

2人と走ったのは青山一丁目駅まででしたが、せっかくなら「東京メトロバーチャルマラソン 半蔵門線の路線距離を走ろう!」を利用してみんなで走ろうよとラン仲間に呼びかけたところ、走ってみたいという声があり、さらに前川さんも友だちを連れてきて参戦するとのこと。

大雪の影響もあって、残念ながら「東京メトロバーチャルマラソン 半蔵門線の路線距離を走ろう!」の期間中に開催できませんでしたが、本来の目的は「みんなで走って、みんなで飲もう」なので問題なく1週遅れて開催しました。

今回は15km以上走るということで、あまり寄り道も休憩もせずに走ったので、青山一丁目駅まではそれこそあっという間。そこから永田町から半蔵門、九段下と皇居を北側に迂回しながらスカイツリーのある押上を目指します。

途中に靖国神社や古本の街・神保町を通過するなど、まさに東京のど真ん中を走ります。銀座周辺にはアンテナショップもありますし、半蔵門線から少しだけ外れますが、都内随一のパワースポット小網神社にも立ち寄れるのが、半蔵門線ランの素敵なところ。

しかも、この日は天候もよくて、薄着でもうっすら汗をかくくらいの気温。大手町手前ではすでに寒桜が咲いていました。

完全に失敗だったのが、楽しみにしていた水天宮前の人形焼が日曜おやすみだったこと。どうやら人形焼のお店はどこも日曜日がお休みらしく、みんなに「びっくりするくらい美味しい」とハードルを上げていたので、きっちりブーイングされてしまいました。

そこからは、淡々と走るゾーンになりますが、ラン仲間の1人が股擦れをしてしまい、途中でLOOPをレンタル。こういうことが簡単にできるところが東京。もちろん沿線ランなので、電車に乗って移動してゴールで合流なんてこともできるので、走力が足りない人でも走れる範囲で一緒に楽しめるのが、東京メトロランのいいところです。

14時杉にスタートで押上駅に到着したのが17時36分。約18kmの距離を3時間半。なかなかのゆっくりランでしたが、それだけ東京を楽しんだということで。ちなみにフィニッシュ後は近くにあった大黒湯へ。しっかり汗を流したら錦糸町まで歩いて戻って打ち上げ。終電までマラソン話に華をさかせました。

東京マラソンが引力となりランナー同士の距離を縮める

今年は「東京メトロバーチャルマラソン 半蔵門線の路線距離を走ろう!」を利用して、半蔵門線ランをしてみましたが、バーチャルではなく実際に走ってみると、3時間半が本当にあっという間でした。マラソン大会で3時間半も走ったら「早く終わらないかな」なんてなりそうですが、東京という街がそれを回避させてくれたような気がします。

東京マラソンも同じように、東京の街を駆け抜け、しかも沿道にはたくさんのランナーがいるわけで、42.195kmなんてあっという間に終わってしまうのでしょう。

東京マラソンは参加するためのハードルがあまりにも高く、仲間と一緒に出走するというのが難しい大会です。それゆえに東京メトロが、毎年のようにバーチャルランで沿線ランを提案してくれるのはとてもありがたいところ。

自分たちで走るなら、当落に関係なく東京を楽しめますし、関門もないうえに地下鉄でエスケープもできるから、走力を気にせずにみんなで楽しめます。ちなみに、私が走っていて1番楽しい路線は銀座線。「THE 東京」というコースになっていて、走って観光案内するときなどにも使っています。

それはともかく、こうやって誰かと一緒に走り、そしてお互いの距離を縮められたのは、その中心に東京マラソンという存在があってこそ。東京マラソンを走る人も走れない人も、東京マラソンがお互いの関係性を深めるきっかけになる。

東京マラソンには誰かと誰かをつなげる力があるのかもしれません。そして特別ではない私たちのランニングライフにも輝きと潤いをもたらしてくれる。そうなると、やはり東京マラソン当日が楽しみで仕方ありません。期待しすぎはよくないかもしれませんが、期待せずにはいられます。

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