ニッポン放送のラジオ番組「キキマス」で芸人の森脇健児さんが独自の視点からのウォームアップ術を紹介していました。
森脇健児いわく「ウォームアップみたいなめんどくさいことするから走るのが嫌になる。とにかく走れ」
ウォームアップ術でも何でもないんですけど一理あります。走るためにいちいちストレッチなんてやってられない。いやそもそもストレッチなんて必要なのかという疑問もあります。
最近の研究では静的ストレッチが運動のパフォーマンスを低下させているという発表もあります。それどころか静的ストレッチはケガに繋がるとさえ言われています。
もちろん静的ストレッチが完全に悪玉なわけではなく、体の柔軟性の維持や向上には役立ちますます。そして動的ストレッチは運動パフォーマンスの向上に繋がると言われています。
動的ストレッチは徐々に可動域を広げていくためのストレッチで、ストレッチをしながら体を目覚めさせていきます。動的ストレッチの中には軽いジョギングも含まれています。
そうなんです。ランナーのウォームアップは走ればいいんです。ただしいきなり全力ではなくゆっくりじっくり走り始めて、体が暖まってきたなと感じたところから強度を上げていけばOK。
さすが森脇健児さんです。だてに30代に仕事がなくて毎日3回走っていたわけではありませんね。「走りたい」のに走るための準備運動に何十分もかける必要はありません。シマウマがライオンに狙われているのにストレッチをしてからじゃないと走れないからと筋肉を伸ばしたりしないですよね。
走りたい思いがあるなら走りだせばいいんです。
どうしてもストレッチするのが不安という人は静的ストレッチはできるだけ避けて、動的ストレッチを導入してましょう。いいことしているつもりが体に悪いことをしているなんてもったいないですよね。
そういえば「ウォームアップは屈伸と軽いジャンプだけ」こう言い切る森脇健児さんがランニングで大ケガしているのを聞いたことありません。