ちいさなマラソン大会ならトイレも比較的すいているのですが、何万人も走る大都市マラソンでいつも問題になるのがトイレです。運営側も十分なトイレを確保したいのですが、実は一番運営費を圧迫しているのが仮設トイレなのです。
契約にもよりますが仮設トイレを1台借りるのに1万円から2万円かかるそうです。なので運営側はギリギリの調整をして仮設トイレを設置しているので「トイレが少なすぎる」なんて苦情は言わずに、自分たちでトイレ対策しておきましょう。
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前夜からスタートまでカフェインを摂らない
カフェインは利尿作用があることは知られていますよね。カフェインを含む飲み物を飲むとトイレに行きたくなります。これはもう人体の仕組みとして避けられないことなので、対策としては「カフェインを摂らない」ということだけです。
マラソンの12時間前からノーカフェインで過ごしましょう。マラソン当日の優雅な朝食にコーヒーを飲みたくでもガマンです。コーラもスタート前はNGです。走り終えたらいくらでも飲めます。
注意したいのが緑茶などの日本茶です。コーヒーほどではありませんが、緑茶や玄米茶にもカフェインは含まれています。玉露にいたってはコーヒー以上のカフェイン含有量です。庶民でよかったと心から思っています。
前日に夜はアルコール禁止です!
カフェインと同じぐらい、いやそれ以上に利尿作用があるのがアルコールです。度数が高ければ高いほど利尿作用が高まります。マラソン大会ですぐにトイレに行きたくなる人は前日は禁酒してください。ゴール後のビールが10倍おいしくなりますから!
でも旅ランで観光も含めたマラソン大会の場合は飲みたくなりますよね。前日に接待があって飲むしかないといこともサラリーマンには避けられない宿命も。そのときはもう諦めてください…出来るかぎり飲む量を抑えるぐらいしか対策はありません。
トイレにいく前提で早めに会場入りする
どれだけ気を使ってもやっぱりスタート前はトイレに行きたくなるものです。ですので早めの会場入りは必須だと思ってください。整列ブロックの入場制限が掛かる30分前にはトイレに並べるようにしておきましょう。
何度もトイレに行きたくなるタイプの人は、早めに到着してまずトイレに行っておき、整列の30分前にもう一度行けば大丈夫です。それでもトイレに行きたくなったら…スタートしてからトイレに行くしかないですね。走りだしたら意外となんとかなるものと割りきって整列しましょう。
並ぶべきトイレと並んではいけないトイレ
マラソン会場には並んでいいトイレと並んではいけないトイレがあります。特に男性は個室を利用したい場合、絶対に並んではいけないのが個室が2〜3個しかない常設トイレです。そんなトイレに10人以上が並んでいたら諦めてください。建物についているトイレの個室はきれいで使いたくなりますが、待ち時間がとんでもないことになります。
逆に並ぶべきトイレは仮設トイレです。長蛇の列になっていて「これは無理」となりそうですが、よくよく見るとそれほどの列でないことがほとんどです。20個の個室に100人並んでいても実質5人待ちです。しかも空いたところから使えるので、思ったよりも時間がかからず順番が回ってきます。
走りだしてトイレに行きたくなったら
スタートしてからトイレに行きたくなったら、後方スタートのランナーにとっては死活問題です。ただでさえ関門までに時間がないのにトイレ行列が15分以上あることも珍しくありません。ひとつは徹底してガマンするしかありません。
大きな大会のトイレ待ち時間は15分で見ておきましょう。そこから関門までの時間を計算して余裕があれば入ってください。余裕がなければ…リタイア覚悟で並ぶかガマンするかのどちらかです。
事前のトイレ対策がいかに重要かよく分かるかと思います。走っている途中にトイレに行きたくなったら、何かを諦めるしか選択肢はありません。ただし走りだしてトイレに行きたくならない対策はあります。
それはスタートの整列時に体を冷やさないことです。ジャマだと思っても上着を着て待ちましょう。持って走ることになるので薄手のものがいいでしょう。ホッカイロなどを用意して体を温めることも忘れずにしてください。それだけで走りだしてからのトイレに行きたい回数が激減するはずです。
まとめ
トイレを制するものはマラソンを制すると言っていいほどトイレはマラソンランナーにとって重要な問題です。トイレに行きやすい体質の人は必ず対策をしてマラソン大会に挑みましょう。