ランナーには男女問わず、貧血が常態化している人がかなり多くいます。何万回も足裏を地面に叩きつけられることによって、赤血球が壊されて溶血することもありますし、汗により鉄分が排出され貧血になってしまいます。そして貧血を抱えていると、自分のパフォーマンスを最大限に発揮することができなくなります。
このため貧血はランナーにとってはかなり大きな問題のひとつなのですが、貧血対策をしているランナーは少数派です。そこでここでは、ランナーにとっての貧血対策の重要性と、都内で開催された「アサイーの造血機能性に関する研究発表会」で学んだ、最新の貧血対策について詳しくご紹介していきます。
ランナーは一般人よりも貧血になりやすい
まず認識してもらいたいのが、ランナーは一般人よりも健康と思われていますが、実際にはランナーのほうが貧血の割合が高まります。
一般人男性:4.6%
一般人女性:13.7%
※厚生労働省健康局(2013)「平成23年国民健康・栄養調査結果」
ランナー男性:9.3%
ランナー女性:17.7%
※一般市民ランナーの貧血とその要因 – 大阪府立大学参照
男女ともに明らかにランナーのほうが貧血の割合が高くなります。ちなみにここでいう貧血というのはヘモグロビン濃度が基準値以下となった状態のことを示します(男性:13.0 g/dl,女性:12.0 g/dl )。男性ランナーは10〜11人に1人、女性ランナーは5〜6人に1人が貧血の状態にあることがわかります。
女性にとってはかなり深刻な問題なことが分かります。しかもこれは貧血と認定される割合であり、貧血傾向にある人を加えると、かなりの人が貧血にあります。まずはランナーは貧血になりやすいということを頭に入れておいてください。
貧血になるとどうなるのか
- 疲れやすくなる
- めまいがする
- 立ちくらみ
- 動悸
- 息切れ
- 耳鳴り
- 頭痛
貧血の一般的な症状がこちらになります。血液は酸素を体の細胞に送り、二酸化炭素を排出するという役割がありますが、それを担っているのが赤血球のヘモグロビンです。貧血になるというのは、このヘモグロビンが不足することを言います。
ヘモグロビンが不足すれば、単純に細胞に送れる酸素の量が不足します。酸素が足りないので、脳への酸素供給を行うために体はまず心拍数を上げて血液の循環スピードを上げようとします。負荷を高くして走ると心臓が苦しくなるのはこのためです。
ちなみに脳細胞は酸素不足に弱く、酸素が足りない状態が5分以上続くと簡単に死んでしまうと言われています。上記のような症状は、この状態になる過程での体からのSOS信号だと思ってください。当然レース中にこのような症状が出たら、まともに走れるわけがありません。
貧血はこれまで積み重ねてきたトレーニングが無駄になるどころか、DNFも考えなくてはいけなくなります。
ランナーが貧血を防ぐためにすべきこと
ランナーにとって貧血は絶対に避けたい状態ですが、まさかレース前に輸血するわけにはいきませんから、日頃から貧血になりにくい食生活を心がける必要があります。貧血対策としてどのようなことを意識すればいいのか見ていきましょう。
- バランスの取れた食事を3食
- 鉄分が多く含まれた食材を選ぶ
- ビタミンの摂取
- コーヒーやお茶を避ける
- 禁煙
基本的には鉄分が多く含まれた食材を選んで食べることになりますが、これだけでは貧血は解消しません。ビタミンCと一緒に摂取することで鉄分を吸収しやすくなり、タンパク質は血液の材料になると覚えておいてください。
また鉄分を多く摂るのは重要ですが偏りすぎてもいけません。いくら貧血に効くからといってレバーばかり食べていたのでは他の栄養素が足りなくなってしまいます。「必要なだけ鉄分を摂取する」が貧血対策の基本だと考えてください。
そのうえで、鉄分を吸収してしまいやすいとされているコーヒーやお茶を避け、ビタミンCが破壊される喫煙も避けてください(ランナーの場合、喫煙者はあまり多くはいないと思いますが)。これによってある程度の貧血は改善されます。
ただし、これは一般的に言われていることであり貧血のレベルによっては、きちんとした治療が必要です。食事を見直すことで改善されないようであれば、必ず病院で相談してください。
アサイーを摂取することで造血効果が期待できる
前置きが長くなりました。ここからが「アサイーの造血機能性に関する研究発表会」に関する話です。
「アサイーは鉄分が含まれているので貧血にいい」というのは、貧血で悩んでいる人ならすでに知っていることかもしれませんが、実はアサイーに含まれる鉄は非ヘム鉄で吸収しにくく、さらに量も多くないので、実はアサイーに含まれる鉄分だけで貧血を改善できることはあまりありません。
でも、実際に貧血が改善されているという事実があります。なぜ、そんなことが起こるのかについて、国立長寿医療研究センターの清水先生が、アサイーをブラジルから輸入しているフルッタフルッタと研究した結果、驚くべき事実が発見されました。
なんとアサイーは、鉄分の不足を補うのではなく、造血を促す効果があるというのが、マウスを使った実験で分かりました。
アサイーのどの成分がその効果を引き出しているのかはまだ研究段階ですが、分析結果としては、マウスにアサイーを飲ませると造血ホルモンであるエリスロポエチンの分泌が促されて、赤血球の数が増加したとのこと。人間でも、ほぼ同じような現象が起きると推定できるそうです。
エリスロポエチンは腎臓が酸素不足になると分泌されるのですが、アサイーを飲むと、実際に血中の酸素量が十分であっても腎臓が低酸素状態になり、エリスロポエチンが分泌されて赤血球の数が増えるのではないかと推測されています。
難しい話になったので、いろいろと端折りますが、簡単に言えば「アサイーを飲むと血が造られやすくなる」ということです。実際にトップアスリートはその効果を実感し、アサイーブームが去った今でも、継続して利用しています。
ブームが去った今こそアサイーで貧血対策をしよう
2014年にブームを迎えたアサイーですが、そこから存在そのものも忘れられている状態にあります。決してアサイーに問題があったわけではありませんし、アサイーの効果が嘘だったわけでもありません。
実際に2019年のこのタイミングで、お隣の台湾ではアサイーブームが始まっています。アサイーは間違いなくランナーの貧血対策になりますし、これまで記録が伸び悩んでいたランナーが壁を超える支えになってくれる可能性があります。
造血を促すので、健常者が必要以上に飲んだ場合には、血が増えすぎてさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。このため実際に利用するかどうかは、血液の状態を調べてもらう必要がありますが、健康診断で貧血気味だと言われたなら、試してみる価値はあります。
アサイーは造血機能だけでなく、抗酸化作用も期待でき、疲労回復に効果的なドリンクとしてトップアスリートから厚い信頼を受けています。その他にも抗がん作用なども期待されています。ブームはとっくに去ってしまいましたが、そんな今だからこそ、もう1度スーパーフードと呼ばれているアサイーの価値を見直してみませんか?
クセもなく飲みやすいドリンクですので、貧血気味かなと感じているランナーさんは、まずは1ヶ月程度試してみてください。上記でご紹介したフルッタフルッタでもアサイードリンクを発売していますので、ぜひご購入してみてください。
おすすめアサイードリンク
フルッタフルッタでは、通常のアサイードリンクだけでなく、超高圧処理を施したアサイードリンクを販売しています。いずれもフルッタフルッタのオンラインショップで購入でき、通常のアサイードリンクはAmazonでも購入できます。
おすすめなのは超高圧処理を施した2つのアサイードリンクです。
● アサイーエナジー®
● アサイーベーシック
いずれも1本170g、250円で販売されています。毎朝1本ですと1万円近い費用が発生しますが、自分への投資だと思えば決して高い金額ではありません。リカバリー効果なども考えれば、お金に変えられない魅力があります。
まずは効果を実感したいいう方は、超高圧処理を施していないスタンダードなアサイードリンクの15本セットがAmazonや楽天市場で売られていますので、ぜひお試しください。