メジャーリーガー田中将大に学ぶコンディショニングの基本

先日「CW-X WOMEN SPECIAL EVENT」が開催され、そこにトークセッションのゲストとしてニューヨーク・ヤンキース所属でCW-Xアドバイザリーパートナ ーでもある田中将大選手が登壇しました。

CW-X WOMEN SPECIAL EVENTは、招待された女性の参加者がCW-Xのウェアを着用してヨガ体験をするというイベントでしたが、田中将大選手だけでなく、ももいろクローバーZのメンバーもゲストとして参加しています。

トークセッションでは、それほど多くのことを語ることはなかったのですが、ランナーにも役立つポイントがいくつかありました。その中で田中将大選手のコンディショニングに対する考え方について、イベント写真とともにご紹介ていきます。

目次

コンディショニングには2つのアプローチがある

トップアスリートだけではなく、マラソン大会に出場する市民ランナーもコンディショニングの重要性を理解しているかと思います。プロ野球選手やプロサッカー選手よりも、コンディショニングに対する意識が高い市民ランナーも少なくありません。

そんなコンディショニングですが、基本的には2つのアプローチがあります。

・ルーティンを重視する
・日々変化する体の声に合わせて調整する

ルルーティンを重視するアスリートとしては、イチロー選手が有名ですよね。いつも食べるカレーライスと、球場入りしてから試合に入るまでの調整、そのすべてが決められたルーティンで行われています。

これに対して田中将大選手は「日々変化する体の声に合わせて調整する」タイプということで、そもそも体はいつも違うので、それに合わせてコンディションを整えるそうです。

これは投手と野手の違いが大きいかもしれません。イチロー選手は毎日試合に出るための準備をしますが、田中将大選手は先発投手ですので、自分の登板は1週間に1回しかありません。試合当日と試合翌日では体の状態が全く違うので、ルーティンにするのが難しいのでしょう。

ルーティンを重視するメリット

それではイチロー選手のように、ルーティンを重視するメリットはどこにあるのでしょう?ルーティンを重視すると、自分の体のちょっとした変化に気づきやすくなります。

毎日同じ行動をしていますので、体がいつもと違う反応をすると「おかしい」と気づくことができます。そしてその原因も探りやすくなります。

例えば、朝の目覚めが悪いと感じたとします。そのとき、前夜の自分の行動を振返って、何かいつもと違う行動がなかったか思い出します。行動をルーティンにしている場合は、いつもと違う行動をすぐに思い浮かべることができます。

反対にルーティンがない場合は、いつもと違うことが多すぎて、いったい何が本当の原因なのかつかむことができません。

プロ野球選手の野手の場合は、シーズン中はコンスタントに結果を出し続けなくてはいけません。できるだけ好不調の波を減らして活躍できないと、別の選手にポジションを奪われてしまいます。

もちろんランナーにもこの考え方は活用できます。ランナーの場合は、インターバルなどのポイント練習が入りますので、練習を1日単位でルーティン化するのは難しいのですが、それでもできるだけルーティン化することで、自分のコンディションを把握しやすくなります。

タイムが伸びないときには、何が原因なのか探りやすくなりますので、できるだけ変わらない毎日を過ごすことが重要になります。毎日同じ時間に寝て、毎日同じ時間に起きる。

食事の時間なども決めておくことで、イレギュラーな状態を把握しやすくするという考え方は、安定して結果を出し続けるのにとても役立ちます。

日々変化する体の声に合わせて調整するメリット

もちろん田中将大選手のように、「日々変化する体の声に合わせて調整する」というのもメリットがあります。このタイプは比較的長いスパンで自分の理想とする姿への移行が可能になります。

メンタル的には、いつも成長し続ける自分をイメージしやすくなります。昨日の自分よりも今日の自分のほうが成長している。その成長を最大限に活かそうと思ったら、そのときそのときの自分に合わせて、コンディショニングすることが求められます。

「ルーティン通りにしなくては」そういう考えがあると、本来なら伸び盛りの成長カーブを描いていくはずのところが、決められたとおりにすることで、その成長カーブが抑えられてしまう可能性があります。

ランナーの場合は、ポイント練習の前後で必ずコンディションが違いますし、同じポイント練習をしても、今週と来週では体の反応が変わっているはずです。そういうときに、ケアの方法もルーティンではなく、体の声を聞いたほうが早く回復することもあります。

ランナーもベテランならルーティンを重視するほうがいいかもしれませんが、まだ始めて数年というのであれば、毎日変化する体の声にしっかりと耳を傾けて、臨機応変に調整していくほうが向いているかもしれません。

体の変化を減らすためのCW-X

体の声を聞くにしても、何でもかんでも自由にしていると、場当たり的な対応しかできなくなってしまいます。今日体が重い原因はどこにあるのか、思ったよりも速いスピードで走れた理由など、きちんと把握して起きたいところです。

そのために、ルーティンにしないまでも、ある程度変わらない環境を作っておくことも無駄なことではなく、むしろとても重要なことです。

ルーティンを重視するか、体の声を聞くことを重視するかとお伝えしましたが、これはどちらかだけを選ぶということではなく、2つともしなくてはいけないことです。その中でどちらを重視するかというアプローチ方法が違うだけです。

基本的には、できるだけいつもと同じ状態を作り出すことと、変化があったときにその原因を探ってアジャストすることが、どんなアスリートにも、結果を出したい市民ランナーにも求められます。

そういう人に役立つアイテムのひとつがCW-Xです。コンプレッション機能やテーピング機能などを持つCW-Xのタイツやウェアを利用しているランナーさんも多いかと思いますが、常にこれを着用することで体の状態を一定の状態にキープできます。

このため、昨日の走りと今日の走りで、どこが違うのかに気づきやすいというメリットがランニングタイツにはあります。さらに疲労も軽減されやすいので、次のポイント練習まで疲労を引きずりにくいため、いつも良いコンディションでポイント練習ができます。

イチロー選手や田中将大選手などのメジャーリーガーが、トレーニングやゲームの中でもCW-Xを利用しているのは、変わらない体の状態を作り出したいという思いが強いからなのでしょう。それはもちろん市民ランナーでも同様です。

CW-X公式サイト
http://www.cw-x.jp

目標を遠くに定めて小さな努力を積み重ねる

ランナーはついつい目先のレースのことばかり考えがちですが、コンディショニングで重要なのは、もっと遠くの目標も設定することです。ももいろクローバーZのメンバーの1人が「5年後10年後の自分のために」というニュアンスのアドバイスをされていました。

5年後10年後もランナーとして走り続けるためは、がむしゃらに頑張りすぎてもいけません。疲労困憊になるような練習を毎日のようにやって、それが5年も10年も続けられる人はほとんどいません。遠い目標があれば、上手に息抜きをすることができ、そして体の声を聞く余裕もでてきます。

長く走り続けたいという意識を持てば、ランニング後の体のケアもしっかりできますよね。田中将大選手は「睡眠と食事」が重要だとも言っています。しっかり眠って、体にいいものを食べ続ける。

そうした小さな努力の積み重ねが、遠い未来の自分を作ります。今日の全力疾走も重要ですが、本当の変化は毎日の積み重ねからやってきます。短い時間でしたが、田中将大選手の言葉からは積み重ねの大切さを学ぶことができたイベントになりました。

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