「ランニングシューズを洗ってますか?」
この質問にドキッとしたランナーの方、多いのではないでしょうか。そういう私も、かつてはランニングシューズをほとんど洗わなかった1人です。月間400kmくらい走っていると、ランニングシューズは3〜4ヶ月で買い替えでしたので、洗うタイミングもありませんでした。
でも、トレーニングに合わせて数足用意する、ランニングシューズが簡単には痛みません。そうなると汚れが気になります。最近のシューズは普段履きにもできるデザインのものが多く、洗わないで普段履きにすると少しみっともない感じになります。
そこで定期的にランニングシューズを洗うようにしているのですが、意外とランニングシューズを洗うためのノウハウが少ないと感じましたので、ここでは快適さを維持するためのお手入れ方法についてご紹介します。
ランニングシューズは手洗いが基本
ランニングシューズを洗うとなると、洗濯ネットに入れてそのまま洗濯機に突っ込んでいる人もいるかもしれませんが、それはあまりおすすめできません。洗濯機にも入れずにそのまま洗う猛者もいるようですが、これは絶対にNGです。
ランニングシューズは無駄を省いているので、走るときにかかる力しか考えられていません。洗濯機で様々な方向から力をかけられると、思わぬところからほつれが発生したり、シューズが伸びたりします。
面倒かもしれませんが、手洗いを基本としてください。お風呂に入ったときでかまいませんので、手洗いで汚れを落とすようにしましょう。
用意するのは洗濯石鹸とブラシ
手洗いをするときに用意するのは、洗濯石鹸とブラシです。洗濯石鹸はとても強い洗浄力がありますので、白い靴下が汚れたときなどにも使えますので、ランナーなら1つくらい常備しておきましょう。
洗濯石鹸はドラッグストアなどで購入できます。何種類かありますが、基本的にはどれでもかまいません。個人的にはウタマロを使っていますが、洗浄力は青ざらしのほうが高いかもしれません。ただ、青ざらしは溶けやすく、すぐになくなってしまうので…
シューズ用の洗剤も売られていますので、もちろんそれでもいいのですが、わざわざ高い洗剤を買う必要はありません。汎用性の高い洗濯石鹸をおすすめします。
ブラシは何でもかまいません。100円ショップで売られているようなタワシで十分役割を果たします。このブラシもシューズ用が売られていますが、シューズ用でなくてはいけない理由はどこにもありません。
ランニングシューズのお手入れ方法
道具が揃ったら、実際にどのようにしてランニングシューズをお手入れするかご紹介します。まずは全体の流れから見ていきましょう。
1.シューレースとインソールを外す
2.桶やバケツにお湯を入れて洗濯石鹸を溶かす
3.洗濯石鹸を溶かしたお湯にランニングシューズを漬ける
4.ランニングシューズの表面と内側を優しくブラシで擦る
5.シューレースとインソールも同じく洗う
6.シャワーなどでしっかり洗剤を落とす
7.ランニングシューズを陰干しする
8.シューレースとインソールを元に戻す
めんどくさがりな人は、シューレースやインソールはそのままでも構いません。また、汚れがひどい場合は、その箇所に直接洗濯石鹸をこすりつけても構いません。
特に難しいことはありませんよね。シューズを洗ってみるとお湯がかなり濁るのがわかると思います。それくらいシューズには見えない汚れが付着しています。そのままですと衛生面でも問題がありますよね。
1度手洗いをすると、その汚れのひどさに「きちんと洗うようにしよう」と思うようになると思います。
ちなみに今回は付属していたシューレースが長すぎて困っていたので、お手入れのタイミングで短いものに交換しました。シューレースを替えるだけ80年代を彷彿とさせる雰囲気に仕上がりました。これなら街履きにも使えそうです。
注意したいのは、ブラシで強くこすらないということです。もちろん強くこすったほうが汚れは落ちます。でもそれだけシューズに負荷がかかります。優しく時間をかけて洗濯石鹸を染み込ませていきましょう。
陰干しですと、なかなか乾きませんので、シューズの内側に新聞紙を入れておくといいかもしれません。
まとめ
ランナーにとってランニングシューズは道具であり、自分の体の一部でもあります。洗う間もなく履きつぶすというのでなければ、定期的にきちんと洗ってあげましょう。きれいなランニングシューズはモチベーションが上がりますし、何よりもランニングシューズが喜んでくれるように感じます。
お手入れにかかる時間は15分程度ですので、面倒だと思わずに手洗いしてみましょう。材料も数百円で簡単に揃いますので、お手入れをしない理由がありませんよね。一緒に走ったランニングシューズに感謝する意味も込めて、きれいに洗ってあげましょう。
ちなみに手洗いをしていると無心になれるので、マラソンとは違った心地よさを得られます。洗い終わった後に、充実感に満たされますので、疲れたときの息抜きに手洗いでシューズをきれいにしてみましょう。
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