春のマラソン大会の風物詩ともなっているエイドの「コップが足りない」問題。走っているランナーにしてみれば笑い事ではありませんが、これだけ毎回のように発生するトラブルですので、ランナー側も対策をしておきたいところです。
エイドに水があるのにコップが足りない。
そういう問題をどうすればいいか。解決方法は簡単です。マイカップを持って走れば、コップが足りない状態を100%回避できます。マイカップは走るときにジャマじゃないの?そう思うかもしれません。私もそう思っていました。
ところが先日取材も兼ねて走った南横ウルトラマラソンは「マイカップ持参」が参加条件で、その会場で売られていた携帯用カップを使ってみたところ、まったくストレスなくコップを持って走ることができました。
南横ウルトラマラソンは、大会側がプラスチックのマイカップも用意していましたが、こちらはポケットにも入りませんし、小さなポーチに入れるのもできません。そこで急遽、変形するマイカップを購入しましたが、これが大正解でした。
会場で売られていたコップは「Lixada AONIJIE 200ml BPA ソフトウォーターカップ」で日本のamazonでも570円(関東は送料無料)で売られています。
amazonで見ると、ちょっと硬いコップに見えますが、これは折りたたんでポケットに入るくらいフニャフニャしています。そうすると飲みにくくないかと思うかもしれませんが、口の部分は少し丈夫に作られていて、紙コップと同じように使えます。
ランニングパンツのポケットに入れて走りましたが、走っているときにはまったく気になりません。むしろ感触がほとんどないため、どこかで落としてしまったのではないかと、何度もポケットの中を確認してしまいました。
ただし、スポーツドリンクを入れると、コップに残った水分がポケットの中でこぼれますので、ややベタつきます。スポーツドリンクを飲んだら、少しだけ水を入れてもらって軽くすすいでおくなどの工夫は必要です。
レースでは5分30秒/kmくらいのペースで走っても気になりませんので、フルマラソンでサブ4くらいよりも遅い場合は、まずジャマにならないはずです。
もっともサブ4くらいのランナーはまだエイドで「コップがない」状態にならないとは思います。実際にコップを持って走って欲しいのは、フルマラソンを5時間以上かけて走る人たちです。
ただし、エコという観点から考えると、3時間台で走るのでなければ、そろそろランナーは自主的にマイカップを持って走るべきではないかと思います。
マラソンコース上に散らばった紙コップを、レース中に目にしたことがありますよね。みんながマイカップを持っていればあれをなくすことができます。濡れた紙コップは滑って危険ですし、春レースになると匂いもひどいものがあります。
1人のランナーとして、それをなんとかしたい。そう思うのであれば、マイカップを持って走ってみませんか?もちろんタイムは遅くなってしまいます。全員がマイカップを持つとエイドが渋滞します。
でも、きっとみんながマイカップを持つことはありません。ちょっと時間のロスになっても、エイドでマイカップに水やスポーツドリンクを入れてもらいませんか?
・コース上に捨てられた紙コップが気になる
・ウルトラマラソンのように急がないレースを走る
・「コップがない」を経験したことがある
こういったランナーさんは、ぜひマイカップを持って走りませんか?上記で紹介した「Lixada AONIJIE 200ml BPA ソフトウォーターカップ」以外にも、折りたたむことができるシリコンのカップもあります。ポーチやリュックがある場合はこちらがおすすめです。
折りたたみカップでも、上記の写真のようにカナビラがついているものを選べば、落としてしまうこともありません。ただしこちらはポケットに入れるには大きすぎます。ポーチなどを持たずに走るという人はAONIJIEのソルトウォーターカップがおすすめです。
RUNNING STREET 365ではエコに対するランナーの意識改革という点と、レース終盤のコップのない悪夢を回避するために、これからもランナーのマイカップ所持を推進していきます。
賛同できるという方は、ぜひマイカップを持ってレースに参加してみませんか?
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