RUNNING STREET 365でもこれまでにいくつかのワイヤレスイヤホンをご紹介してきましたが、「結局のところどれを買えばいいのか分からない」というランナーさんも多いですよね。
予算の都合もあるでしょうから、安さ優先で選んでしまうというランナーさんもいると思います。でも何も考えずにワイヤレスイヤホンを選ぶと、いざ使う段階になって公開することもあります。
ここではランニングに適したワイヤレスイヤホンの選び方についてご紹介します。
外の音が聞こえることは絶対条件
まずRUNNING STREET 365の推奨としては、音楽を聞きながらも外の音が聞こえることを大前提としています。音楽を聞きながら会話もできるという商品でないものは、おすすめしないようにしています。
完全に耳を塞ぐと集中力が高まりますので、プラスになる効果もありますが、歩道と車道が別れていない道路を走るときには、追い越ししてくる車に気づくことができずに接触する恐れがあります。
公園内のような場所でも、後ろから追い抜く人や自転車などは危険な存在です。意図的ではないにしても、知らないうちに自分が渋滞の先頭になっているということもありえます。
方式はどうでもいいのですが、必ず外の音が聞こえるイヤホンを選んでください。それが難しい場合には、完全独立型の片耳だけ外せる仕様になっているものを選びましょう。これであれば、片耳だけはオープンにできますので、しっかりと外の音を聞けます。
防水は必須ではないけどある方が安心
ランニングに使えるというイヤホンの多くが、防水仕様になっています。ランニング中は汗をかきますので、イヤホンが濡れてしまうこともあります。さらには急な雨なども防水性能のないイヤホンは故障の原因になります。
絶対に必要というわけではありませんが、雨の中も使って走りたいというのであれば、IPX5以上の防水階級になっている製品を選ぶようにしてください。
ただし、水と汗は似ているようで実は大きく違います。電子機器にしてみれば水よrも汗のほうがやっかいで、いくら防水階級が高くても、汗によって壊れてしまうことがあります。どうせ選ぶなら防汗機能のついたイヤホンがベストです。
割り切って、防水なしのものを雨の日や汗を大量にかくようなときには使わないという選択肢もあります。防水機能があると価格が高くなりますので、予算があまりないという場合には、防水や防汗にこだわる必要はありません。
自分のフルマラソン完走時間を考えて選ぶ
おそらく練習で音楽を聴くという人は、フルマラソンなどのレースでも音楽をBGMにしながら走りますよね。ワイヤレスイヤホンの場合は、バッテリーがそれほど持たないものが多く、4時間程度で電池切れになるものもあります。
フルマラソンを4時間以内で走るならそれでもいいのですが、6時間近くかけて走るというのであれば、電池持ちがいいものを選びましょう。サブ4が目標のランナーさんなら4時間30分、サブ5なら5時間30分と、目標タイム+30分は使えるのが理想です。
ただ、6時間も使えるワイヤレスイヤホンとなると、選択肢が限られてしまいます。音質を求めるとどうしても使用可能な時間が短くなりますので、音質をどこまで妥協できるか、よく考えて選びましょう。
普段音楽を聴いて走っている人が、電池切れで急に音楽がなくなると走るテンポが分からなくなって、失速することもありますし、失速してからただただ苦しくなるだけですので、連続再生時間かならずチェックしましょう。
完全独立型よりは左右がつながっているものを選ぶ
最近は左右のイヤホンが独立している完全独立型のワイヤレスイヤホンが主流ですが、夜間のランニングやマラソン大会で使うなら、このタイプはあまりおすすめしません。
絶対に耳から落とさない自信があるなら完全独立型でもいいのですが、例えばフルマラソンのスタート直後に落下させたら、ほぼ間違いなく他のランナーに踏まれて壊れてしまいます。夜間のランニングで落としたら見つからなくなる可能性もあります。
左右がつながっているタイプであれば、片耳が落ちても紛失することはありません。普段遣いですと完全独立のほうが便利ですが、ランニング中の振動は思ったよりもやっかいな問題です。
こちらも完全独立型が絶対にダメというわけではありませんが、そのようなリスクがあることも頭に入れておきましょう。
ランニングにおすすめのワイヤレスイヤホン
上記の条件を満たしていれば、あとは音質が気に入るかどうかですので、好きなものを選べばいいのですが、あえておすすめするなら、RUNNING STREET 365でも過去にご紹介した2つのイヤホンを提案します。
AfterShokz TREKZ AIR
連続再生時間:6時間
価格:19,310円(税込)
AfterShokz TREKZ AIRは骨伝導ワイヤレスイヤホンですが、音質がかなりいいと評判のアイテムです。2万円近い値段がしますので、問題は金額面で折り合いがつくかという点だけになるかと思います。
安価な骨伝導ワイヤレスイヤホンが欲しいという人は、Amazonで販売されているBearoamの骨伝導ワイヤレスイヤホンが5000円程度で購入できますのでおすすめです。
関連記事:音楽を聴きながら会話もできる!骨伝導ワイヤレスヘッドホン「AfterShokz TREKZ AIR」
ambie wireless earcuffs
連続再生時間:6時間
価格:12,960円(税込)
予算的に厳しいならambie wireless earcuffsがおすすめです。こちらは、耳の穴に向けて音を流し込むスタイルのイヤホンです。構造上、どうしても防水にできないというのが弱点ですが、実際に使っていますが、特に壊れるということはありません。
また、音があまり主張しないというのもambie wireless earcuffsの特徴です。生活にBGMを取り入れる。そんなコンセプトのアイテムですので、音にこだわる人にはあまり向いていないかもしれません。
関連記事:ワイヤレスでもっと快適に!ambie「wireless earcuffs」