東京マラソン、大阪マラソンに次ぐ大規模マラソンとして注目されつつも、台風での中止などの不運がつきまとい、人気が伸び悩んでいる横浜マラソン。それでも圧倒的なアクセスのよさから、今年も出場を検討している人が大勢いる都市型のマラソン大会です
ここではそんな横浜マラソンの特徴や大会概要、過去の天候や完走率、口コミなどの情報をまとめてご紹介していきます。
横浜マラソンの特徴
横浜マラソン2024の種目は、フルマラソン、ペアリレー、みなとみらい7㎞ラン、ファンラン(ファミリー)、ファンラン(中学生)、車いすチャレンジの6種目です。
種目
▶ フルマラソン
▶ ペアリレー
▶ みなとみらい7㎞ラン
▶ ファンラン(ファミリー)
▶ ファンラン(中学生)
▶ 車いすチャレンジ
横浜マラソンは2015年に始まった、比較的新しい大会のひとつです。参加人数が多い都市型マラソンで、横浜の中心部であるみなとみらいを拠点とし、横浜の南部方面に向かって走ります。港町を走るというイメージがあるかもしれませんが、残念ながらそれはスタートとフィニッシュのみです。
往路は首都高の高架下、復路は首都高を走るというコース設定で、このコースには第1回から賛否が分かれています。普段は走れない首都高を走れるという魅力はあるものの、路面がバンクしているので走りにくく景色もいまいちというデメリットもあるためです。
都市型マラソンですがコースにアクセスしにくいため、声援は途切れがちで首都高の上はもちろん応援はありません。ただし、さまざまなパフォーマンスが用意されており、エイドも工夫がされているのでメリハリがあって、退屈することはあまりありません。
大会そのものの評価も割れていて、「また来年も」という人もいれば「もう走らない」という人もいるという不思議な大会。走ってみなければ相性はわかりませんので、まずは1回走ってみるといいかもしれません。相性が良ければ十分に楽しめるはずです。
横浜マラソンの参加枠
- 女性ランナー優先枠:6,000人
- 地元優先枠(横浜市民枠):2,000人
- 地元優先枠(神奈川県民枠):1,000人
- 一般枠:10,600人
- ふるさと納税枠:500人
- チャリティ枠:400人
- チャレンジ枠:500人
女性ランナー優先枠と地元優先枠に落選した場合には、一般枠の抽選対象となります。抽選のチャンスが2回ありますので、該当者は一般枠ではなく女性ランナー優先枠と地元優先枠を使って申し込みしましょう。
ふるさと納税枠
横浜市以外に在住で横浜市へ12万円以上の寄附した方のための参加枠です。
寄付額:120,000円以上
寄付受付開始:2024年4月26日12時
寄付受付終了:2024年6月20日23時59分
チャリティ枠
大会チャリティ枠の趣旨に賛同する方の参加枠です。
寄付額:55,000円+支払手数料
申込開始:2024年4月26日12時
申込終了:2024年6月20日23時59分
チャレンジ枠
浜マラソン2024の承認を受けたランニング関連事業に参加して、選出された方。
横浜マラソンの関門時間
横浜マラソンは関門が13ヶ所あります。立て続けに関門があるので後方のランナーは焦らされるかもしれませんが、ひとつひとつの関門はそれほど厳しくありません。あわててペースを上げすぎないように注意しましょう。
スタートロスも十分に考慮されていますので、強引な追い抜きをしなくても大丈夫です。第1関門までは周りのペースに合わせて走ってください。
ただし、横浜マラソンの関門は前半がやや厳しく設定されています。イーブンペースで走ると思わぬところで引っかかることもあります。第1関門を抜けたら、21kmを過ぎるまでキロ7分前半のペースを維持しましょう。
終盤はキロ10分を切るくらいで間に合います。大事なのは絶対に諦めないことです。走り続けることができなくても、ランと歩きを交互に入れながらフィニッシュラインを目指しましょう。
ポイント | 関門距離 | 制限時間 | ペース |
---|---|---|---|
3.5km | 3.5km | 1時間1分 | 17:26/km |
6.2km | 2.7km | 1時間22分 | 7:47/km |
7.9km | 1.7km | 1時間35分 | 7:39/km |
10.4km | 2.5km | 1時間54分 | 7:36/km |
14.4km | 4km | 2時間26分 | 8:00/km |
17.0km | 2.6km | 2時間47分 | 8:05/km |
19.6km | 2.6km | 3時間8分 | 8:05/km |
20.6km | 1km | 3時間17分 | 9:00/km |
27.3km | 6.7km | 4時間14分 | 8:30/km |
31.9km | 4.6km | 4時間54分 | 8:42/km |
36.5km | 4.6km | 5時間36分 | 9:08/km |
39.0km | 2.5km | 6時間0分 | 9:36/km |
40.4km | 1.4km | 6時間13分 | 9:17/km |
42.195km | 1.795km | 6時間30分 | 9:28/km |
横浜マラソンの気温・天候・完走率
開催年 | 最低気温 | 最高気温 | 天候 | 完走率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 6.2℃ | 13.2℃ | 曇り | 96.0% |
2016 | 4.6℃ | 10.9℃ | 曇り | 94.4% |
2017 | – | – | – | – |
2018 | 15.6℃ | 21.5℃ | 曇りのち晴れ | 92.0% |
2019 | 10.3℃ | 18.5℃ | 晴れ | 93.7% |
2020 | – | – | – | – |
2021 | – | – | – | – |
2022 | 12.3℃ | 19.2℃ | 晴れのち曇り | 92.1% |
2023 | 14.2℃ | 21.1℃ | 雨のち晴れ | 94.2% |
横浜マラソンは2015年と2016年は3月開催ですので、気温がやや低めになっています。2017年からは秋開催になっているため、最低気温が10℃以上、最高気温は20℃前後にまで上がります。このため、秋大会になってからは完走率が下がっています。
2017年は台風が接近したことで中止になっています。10月に台風が上陸することが増えているため、横浜マラソンに限らず台風のリスクがあることは常に考えておく必要があります。とはいえ2022年以降は10月末開催ですので、よほど運が悪くないと台風が来ることもないはずです。
気をつけたいのはスタートとフィニッシュでの気温差です。スタートではやや肌寒く感じるかもしれませんが、そこから気温が上がっていきます。気が付かずに脱水状態になることもあるので、スタート直後からこまめに給水しておきましょう。
エイドは豊富ですので食べ物を持って走る必要はありませんが、後方のランナーの場合にはラッキー給食がなくなっていることもあります。気温が上がりすぎるとコップが足りなくなるなんてことも考えられますので、マイカップを持って走ることをおすすめします。
横浜マラソンの評価・口コミ
大型の都市マラソンとして注目された横浜マラソンでしたが、参加者の評価は全体的にそれほど高くありません。2017年は台風で中止になりましたが、そのときの対応が良くなかったことが尾を引いていることも考えられますが、首都高を走るコースは殺風景で横浜を感じにくいというのも影響しています。
とはいえアクセスしやすさはとても魅力で、FMヨコハマの協力もあって大会会場の盛り上がりは素晴らしいものがあります。東京マラソンのような華やかさを求めないのであれば決して悪い大会ではありません。いったいなぜ評価が低いのか、実際に走った人の口コミを見ていきましょう。
口コミからわかる良いポイント
- エイドやボランティアスタッフの応援が嬉しい
- アクセスしやすい
- 完走メダルのデザインがいい
- 普段走れない高速道路を走れる
口コミからわかる残念なポイント
- 最初の15kmは混雑している
- 高速道路が退屈
- トイレが足りていない
- 参加費が高い
実際に口コミでは高評価を付けている人も少なくなく、アクセスしやすさもあって、「来年も出たい」という声も多々あります。ただし高速道路を走ることに関しては賛否がわかれており、楽しかったという人よりも退屈だったという声のほうが多いように感じます。
またスタートまで時間がかかることと、スタートしてからもしばらくは混雑するというのは、スタート位置が変更になっても変わらないようで、記録を狙うには上位ブロックからスタートしないと、自己ベスト更新は難しいかもしれません。
過去大会のレポート
横浜マラソンアクセス
横浜マラソンは前日受付をパシフィコ横浜で開催されることが多いのですが、2024年は「みなとみらい周辺」となっており、現時点では会場が決まっていません。確定次第対応しますが、パシフィコ横浜が会場になる場合のアクセスはこのようになります。
遠方からの参加の場合には、関西や中部からは新幹線で新横浜、東北は北陸は東京まで出てから、JRで横浜方面に向かいましょう。それよりも遠い場合には飛行機で羽田空港へフライトするのがおすすめです。チケットは航空券を比較・予約できるエアトリ を使って最安値になるルートを探しましょう。
横浜にあまり詳しくないという人は乗り換えで迷うかもしれません。どこに降りてもまずは横浜駅を目指しましょう。そこからみなとみらい線の元町・中華街方面に乗車し、みなとみらい駅で降りましょう。
交通費を少しでも抑えたいという人は、夜行バスでの移動もおすすめです。横浜行きがなくても東京や新宿行きに乗り、そこから電車に乗れば1時間もかからずに横浜駅まで行けます。夜行バスなら片道1万円以下というものもありますので、楽天トラベルなどで検索してください。
前後泊をして観光も楽しみたいという人にはレンタサイクルがおすすめです。横浜は観光スポットが点在していますので、電動バイクがあるとスムーズに移動できます。全国のコンビニで1日パスを買えますので、そちらをご利用ください。
横浜マラソンの宿泊予約
横浜マラソンの拠点になるのは、みなとみらい周辺になります。周辺にいくつかのホテルがありますが、宿泊代金が高く利便性もあまりよくないので、観光も楽しみたいという人は桜木町や関内周辺のホテル、安く抑えたいという人は横浜駅周辺のホテルがおすすめです。
ホテルの数は十分にありますが、リーズナブルな価格のホテルから埋まっていきます。結果的に高級ホテルしか残っていないなんてこともありますので、遠征するという人は、当選したらすぐに普段から利用しているホテル予約サイトを確保しておきましょう。
▶【楽天トラベル】で予約
▶【Trip.com】で予約
▶【agoda】 で予約
▶【エアトリ】 で予約
大会詳細情報
横浜マラソン2024 | |
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開催日 | 2024年10月27日(日) |
エントリー期間 | 一般枠・横浜市民枠・神奈川県民枠 女性ランナー優先枠 2023年4月3日〜2023年5月15日 チャリティ枠 2023年4月3日〜2022年6月8日 |
参加者決定方法 | 抽選 |
種目 | フルマラソン ペアリレー みなとみらい7kmラン ファンラン(ファミリー:約2.7km) ファンラン(中学生:約2.7km) 車いすチャレンジ |
開催場所 | 神奈川県横浜市 |
スタート時間 | 8:30 フルマラソン・ペアリレー・みなとみらい7kmラン 9:40 ファンラン(ファミリー)・ファンラン(中学生) 9:45 車いすチャレンジ |
大会受付 | 2024年10月26日(土)10:00~17:00 ※自宅への配送も選択可能 |
受付会場 | みなとみらい周辺 |
大会会場 | パシフィコ横浜臨港パーク |
スタート場所 | フルマラソン・ペアリレー:横浜ランドマークタワー前 みなとみらい7kmラン:横浜ランドマークタワー前 車いすチャレンジ:パシフィコ横浜前交差点 ファンラン:パシフィコ横浜前交差点 |
フィニッシュ場所 | パシフィコ横浜 臨港パーク |
参加資格 | フルマラソン:2006年4月1日以前生まれ ペアリレー:2006年4月1日以前生まれ みなとみらい7kmラン:2009年4月1日以前生まれ 車いすチャレンジ:2018年4月1日以前生まれ ファンラン(ファミリー):小学生と保護者(18才以上) ファンラン(中学生):中学生 |
制限時間 | フルマラソン:6時間30分 ペアリレー:6時間30分 みなとみらい7kmラン:90分 ファンラン(ファミリー):45分 ファンラン(中学生):45分 車いすチャレンジ:60分 |
参加費 | フルマラソン:18,500円 フルマラソン(チャリティ枠):53,500円 ペアリレー:32,000円/組 みなとみらい7kmラン:5,000円 ファンラン(ファミリー):6,000円/組 ファンラン(中学生):4,500円 車いすチャレンジ:4,500円 |
参加賞 | 未定 |
定員 | フルマラソン:22,000人 【内訳】 女性ランナー優先枠:6,000人 横浜市民枠:2,000人 神奈川県民枠:1,000人 一般枠:10,600人 その他:2,400人 ペアリレー:300組 600人 みなとみらい7kmラン:5,000人 ファンラン(ファミリー):200組 400人 ファンラン(中学生):100人 車いすチャレンジ:100人 |
大会HP | https://yokohamamarathon.jp |
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