【新モデルSL20登場】アディダス『TOKYO RACE PACK』2月15日発売開始!

2020年も2月に入り、本格的なマラソンシーズンが始まりました。さすがに2月のレースで履くシューズは決まっているかもしれませんが、東京マラソンをはじめとした3月のレースで履くシューズをまだ迷っているという人もいるかと思います。

そんな迷えるランナーに、さらに迷いを与えるアイテム『TOKYO RACE PACK』がアディダスから発表されました。リニューアル発売されたばかりの、Adizero Takumi Sen 6とAdizero Japan 5、それに新しく登場するSL20を、日本限定デザインで発売。

ここではそんなTOKYO RACE PACKの特徴をご紹介していきます。

目次

TOKYO RACE PACKとは

TOKYO RACE PACKは、日本を代表するストリートカルチャーを生み出すmo’design代表のアートディレクター溝口基樹氏とコラボレーションしたモデルで、“UNITY AND EQUALITY (団結と平等)”をテーマにデザインされています。

対象となるランニングシューズは下記の3種類です。

  • Adizero Takumi Sen 6
  • Adizero Japan 5
  • SL20

「パック」となっていますが、もちろん、3種類購入する必要はありません。シューズメーカーは、最近このような「パック」で統一デザインを販売するのがトレンドで、TOKYO RACE PACKは日本限定のパックとして発売になります。

Adizero Japan 5とAdizero Takumi Sen 6の位置づけ

Adizero Japan 5については、RUNNING STREET 365でもレビューしていますが、Adizero Takumi Sen 6は、ほとんど紹介していませんし、SL20は今回新発売となるモデルですので、まずはその位置づけをご紹介していきます。

アディダスが公表しているランニングシューズのチャートでは、Adizero Japan 5とAdizero Takumi Sen 6は次のような位置づけになっています。

Adizero Takumi Sen 6:サブ2.5〜4
Adizero Japan 5:サブ3〜5

これは正直現実的な位置づけではありません。実際の用途は次のようになるはずです。

Adizero Takumi Sen 6:ハーフマラソン以下
Adizero Japan 5:サブ2.5〜サブ3.5

なぜ上記のような位置づけにしているかはわかりませんが、匠シリーズは駅伝などで力を発揮するシューズで、クッション性よりも反発力を重視しているので、これでフルマラソンを走るのはかなり高負荷になり、後半に失速する可能性があります。

Adizero Japan 5はレビューでも書きましたが、十分にサブ3を狙えるシューズで、サブ4ならボストンがちょうどいいでしょう。このあたりのシューズチャートについてはいずれ詳しく説明します。

Adizero Takumi Senは先日、10kmのロードレースで世界記録が更新されたときに履かれていたシューズです。短い距離でこそ力を発揮しますが、このシューズを履いてフルマラソンを走るトップランナーはほとんどいません。スピードを出せても、それを維持するのが難しい諸刃の剣です。

それに対してAdizero Japan 5は、安定感も高くクッション性もあるので、フルマラソンの後半になっても失速しにくいシューズに仕上がっています。サブ3を狙うランナーならこちらを選ぶのがおすすめです。

SL20はエントリーランナー向けの軽量ランニングシューズ

今回注目なのはSL20です。とはいえ、SL20に関する情報はほとんどありません。エントリーランナー向けで、アディゼロの冠がありません。そしてBOOSTフォームを採用していません。Adizero Japan 5で採用されたソール材の「LIGHTSTRIKE」だけを使っていますがで、跳ねるような感覚はありません。

もしかしたら、薄くて軽いランニングシューズを求める人にとって、久しぶりに走りやすく、かつてのアディダスシューズを彷彿させるシューズに仕上がっているかもしれません。ただし、レース用のシューズというよりは足を鍛えるための1足といったところでしょうか。

価格が12,000円と手頃なので発売されたら試してレビューしみようかとは思いますが、その価格からもわかりますように、レース用シューズではないように感じます。

例えばペース走やインターバルするための1足。もしくはジョグに使ってみても面白いかもしれません。可能性は広がりますがすべてはイメージでしかなく、SL20をどう使うべきなのかは発売されてみないとわかりません。

エントリーランナー向けモデルということですが、シリアスランナーのトレーニングシューズとしても使えそうな1足ですので、気になるというランナーさんは発売されたらぜひ店舗でチェックしてみてください。

TOKYO RACE PACK商品概要

それぞれのランニングシューズについてサイズや価格など、商品概要をご紹介しておきます。

Adizero Takumi Sen 6

価格: 16,000円(税抜)
サイズ: 22.0-31.0cm

Adizero Japan 5

価格: 14,000円(税抜)
サイズ: 24.5-31.0cm

SL20

価格: 12,000円(税抜)
サイズ: 22.0-31.0cm

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