マスクを着用して走ると息苦しいし、心肺機能に負荷がかかりすぎて危険。コロナ禍の初期はそんな議論がされていましたが、すでにそんな段階は遠い過去。各メーカーが試行錯誤をして、息苦しさのないマスクが増えつつあるようです。
ただそのようなマスクは高額な商品が多く、複数枚揃えるとなると躊躇してしまいますよね。そこで1,000円台とコストパフォーマンスの高いプロ・フィッツ「ランニングマスク」はどうだろうかと、実際に着用して走ってみました。
薄くてポケットに収納してもじゃまにならない
プロ・フィッツのランニングマスクは、マスクをしながらでも快適に運動を楽しみたいという人のために開発されたアイテムで、センターワイヤーにより口元の空間が保持される仕様となっているため、呼吸をしやすいといった特徴があります。
- 快適呼吸
- 拡散防止
- 対ウイルス加工
- 洗濯可
- 速乾
- 無縫製
- UVカット
これだけの機能が搭載されていて、ピップ ウエルネス通販では税込み1,480円とリーズナブルな価格で販売されています。これらの機能に加えて、軽量でかさばらないといった魅力があります。通常のマスクと違ってプロ・フィッツのランニングマスクは存在感ゼロ。
マラソン大会ではスタート待機時にマスクの着用が必須となっていますが、走り出したらマスクをポケットに入れておくことになります。このとき通常のマスクだと「そこにある」ということがストレスになりますが、プロ・フィッツのランニングマスクだとまったく気になりません。
あまりにも薄すぎて「本当にポケットにある?落としてない?」と心配になるくらいの存在感。もちろんインターバルなどのポイント練習中にポケットに入れたマスクが気になることもありません。これだけでも選ぶ価値があると感じる人もいるかもしれません。
ジョグで使うと心肺が整って快適度がアップ
実際にジョグをしてみたのですが、その前に別のアイテムのレビューのために1kmを2回ほどペースを上げて走ったので、プロ・フィッツのランニングマスクを付ける前は心拍数がやや高い状態。
こんな状態でマスクをしたら、心拍数がさらに上がるような気がしたのですが、マスクを着用してから心拍数がどんどん下がっていきます。着用する前のジョグで138だったのが、120を切るくらいまで下がります。
そこから1kmくらい走ると、また138くらいまで上がってきましたが、ペースアップして少し息切れした状態が落ち着いている感じがあります。マスクをすると心拍数が上がるという印象がありましたが、意識的に呼吸をするようになって心拍数が下がったと推定されます。
それができるのも、しっかりと酸素が供給されているから。通常のマスクのように呼吸が苦しいということもなく、プロ・フィッツのランニングマスクだと自然に空気を吸うことができます。これならジョグは問題なさそう。
むしろ心拍数が安定するなら、積極的に着用したほうがいいかもと思うくらい。もちろん個人差もあるかとは思いますが、マスク着用が必須の状況でもストレスもなく、自然に着けられるのはかなり魅力的です。しかもお手頃価格ですし。
空気がマスク上部からも抜けるのでメガネは注意
デメリットがあるとすれば、メガネが曇るくらいでしょうか。これはほとんどのマスクにいえることで、メガネランナーの悩みのひとつですが、吐いた息がマスクの上部から抜けてくるので、メガネが簡単に曇ってしまいます。
冬の時期はちゃんとメガネに曇り止めを塗っておいたほうがいいかもしれません。息を下に吐けばいいだけなのですが、ランニング中の呼吸は無意識にしたいところ。ちゃんと走れるからこそ、メガネの曇り止めはしっかりとしておきましょう。
ワンサイズですので、サイズが合うかどうか不安でしたが、普通サイズのマスクを着けている人なら、収縮性が優れているのでおそらくジャストフィットするはずです。生地が伸びるので耳が痛くなるということがないのも嬉しいところです。
ただし、ここまでしっかりと呼吸できるということは、通常の不織布マスクよりも本来のマスクとしての効果は低いかもしれません。あくまでも運動をするときのマナーアイテムと考えておいたほうがいいかもしれません。
持っておいて損はないランニングマスク
マラソン大会会場やランイベントで「マスク着用」が義務付けられているときに、普通のマスクだと呼吸にストレスを感じてしまいますし、マスクを外したときにポケットに入れると邪魔になります。しかも衛生面での不安もあります。
プロ・フィッツのランニングマスクなら呼吸ストレスはなく、しかも対ウイルス加工が施されており、さらには薄くて軽量なのでマラソン大会やランイベントでの着用に適しています。それでいて1,000円台ですので持っておいて損はありません。
洗濯してもすぐに乾くので、1枚あれば毎日使えるのもプロ・フィッツのランニングマスクの魅力。これからマラソン大会に出る予定の人や、ランイベントに参加したいと考えている人は、試しに1枚購入してみてください。