
今年のトレンドとして、アスリートだけでなく運動をあまりしない人たちからも注目されているスマートリング。そのなかでも最先端をいくOuraの最新スマートリング「Oura Ring 5」が6月5日に日本で正式発売されました。
RUNNING STREET 365スタッフも「Oura Ring 4」から利用していたのですが、「Oura Ring 5」を提供していただきました。合わせてOuraアプリも最近のアップデートによってランニングに対応するようになったので、約1ヶ月ほど使ってみた感想とランナーにおすすめしたい理由を詳しく解説していきます。
装着を忘れるくらいコンパクトになった「Oura Ring 5」

「Oura Ring 4」を使っている人に「Oura Ring 5 に買い替えたほうがいい?」と聞かれたら、迷うことなく「買い替えるべき」とアドバイスします。
あくまでも個人的な感想ですが、「Oura Ring 4」はコンディショニングできるガジェットという位置づけで、着用しながら「もう少し小さかったらな」と感じることが多々ありました。
ところが「Oura Ring 5」に変えてからは、スマートリングがガジェットではなくアクセサリーになりました。指輪としてもまったく違和感のないサイズで、肌色に近いゴールドを選んだこともあって、本当に装着していることを忘れることがあります。
日常生活の中で「あれ?着いてる?」となって焦ることも。

サイズ感でいえば、これ以上コンパクトになることは望む人はいないのではないでしょうか。少なくとも男性であれば「これがベスト」と思えるサイズに仕上がっています。もしかすると女性の場合は「もう少しコンパクトに」と感じるかもしれませんが。
このサイズはスマートリングの革命であり、あらゆる人におすすめできる最大の理由になります。私はそもそもアクセサリーを着けるのがあまり好きではないのですが、「Oura Ring 5」は私に自信と誇らしい感覚すら与えてくれます。それでいて、しっかりコンディションを管理できます。
コンパクトになったのにバッテリーが長持ちするようになったのも魅力のひとつ。充電回数が明らかに減っているのですが、それはそのままバッテリー寿命が伸びることを意味します。長く使えるというのも「Oura Ring 5」をおすすめできる理由になります。

計測精度の向上を実感できない理由

「Oura Ring 5」は「Oura Ring 4」よりも、高い精度で計測できるようになっています。ただし、これは実感することはできません。なぜなら計測については「Oura Ring 4」で不満を感じたことが1度もなかったらからです。
もちろん計測精度の向上は嬉しいことではあるのですが、そもそも完全に信頼していたので「よりよくなりました」と言われても……というのが実際の感想です。
唯一実感したのは、私は毎日衣類を手洗いしているのですが、「Oura Ring 4」ではそれを「アクティビティ」として検出していましたが、「Oura Ring 5」になってから、「このアクティビティは何?」と聞かれる回数が減りました。
なぜそうなったのかはわかりません。ただ、「Oura Ring 4」とは違うということはわかります。
それに加えて、以前よりもOuraアプリでコンディションを確認するようにもなりました。「Oura Ring 5」に乗り換えたことで、私の中に何らかの変化があったと考えられますが、自分のことなのでよくわかりません。
これまでは気が向いたときにチェックするくらいでしたが、「Oura Ring 5」を使うようになってからは、毎朝Ouraアプリで、自分のコンディションを確認しています。コンパクトになって愛着が増したことも影響しているのかもしれません。
毎朝チェックするということは、それだけ自分のコンディションを把握しやすくなるので、トレーニングで無理をすることもなくなりました。以前は限界に近くなっても「もう少し」と継続していましたが、最近は「これ以上はやっても意味がない」と切り替えられるようになっています。
ちなみに、Oura Ringでできることについては、「Oura Ring 4」のレビュー記事で詳しく記載しているのでそちらを参照していください。

アプリの更新によりランニング情報をリアルタイム表示可能に

今回の「Oura Ring 5」に合わせて、Ouraアプリのアップデートも行われました。アップデートは順次行われるということで、私のアプリもようやく最新版に更新されました。
これにより、ランニングウォッチなしでランニングのログを残せるようになりました。しかもAirPods Pro 3と組み合わせることで、スマホの画面にリアルタイムで心拍数を表示することもできます。
すでにランニングウォッチを持っている人が、「Oura Ring 5 + AirPods Pro 3」の組み合わせに乗り換えるほどのインパクトはありません。この機能のために「Oura Ring 5」を選ぶというほどでもありません。
立ち位置としては、「Oura Ring 5」のユーザーが、健康促進のためにランニングをこれから始めようというときに、ランニングウォッチを購入したり、新しいアプリを導入したりせずに、使い慣れたOuraアプリでランニングの管理ができるというもの。
スマホのGPSに頼ることになるため、iPhoneのようにスマホのGPSがシングルバンドGPSだった場合、高層ビルの間など上空がひらけていない環境では高精度での計測を期待できません。だから本格的なランニングには、相変わらずランニングウォッチが必要です。
Ouraアプリで計測できるランニングデータは下記になります。



- 継続時間(ランニング時間)
- アクティブカロリー消費(消費カロリー)
- 距離
- 平均ペース
- 歩(歩数)
- 平均心拍数
- 心拍数の推移
- 心拍ゾーンの割合
かなりシンプルなデータのみで、アクティビティの管理が1日ごとになっているため、たとえば月間走行距離の把握などはできません。このあたりの使い勝手はランニングアプリほどではないため、細かく解析したいシリアスランナーはランニングウォッチが必要になるというわけです。
ただ、私も最近はペースも距離も気にせずに走るようになっているため、「Oura Ring 5 + AirPods Pro 3」の組み合わせでもいいかもと思うこともあります。私はRuntripアプリでマイルを貯めているので、ランニングウォッチを手放せないでいますが、いずれ「Oura Ring 5 + AirPods Pro 3」で問題ないと判断する日がくるかもしれません。

スマートリングのあるべき姿に到達した「Oura Ring 5」

「Oura Ring」があれば、自分のコンディションと真剣に向き合うようになります。私はフリーランスということもあり、睡眠時間よりも仕事時間を優先しがちですが、「Oura Ring」を使うようになって、睡眠不足に対してかなり真面目に考えうようになりました。
何をするにしても、まずは睡眠時間の確保を最優先するライフスタイルに変わり、そして睡眠の質を高めるために、大好きだったビールをノンアルビールに切り替えるなど、1年前の自分からは想像もできない現状になっています。
その成果かどうかはわかりませんが、長期間コンディションが悪かった期間を抜け出すことができ、仕事とランニングに注力できるようにもなっています。睡眠時間も確保できているのでアイデアも湧いてきて、やる気も満ちているので、かなりアクティブに過ごしています。
このような変化をもたらしてくれるのが「Oura Ring」の魅力なのですが、それが存在感がほとんどなくなるほどコンパクトになって、ただのアクセサリーにしか見えないようになったので、「Oura Ring 5」は私にとって理想のスマートリングになっています。

「Oura Ring 5」を着けているだけで走力が上がるわけではありません。「Oura Ring 5」を購入するくらいならハイスペックなランニングシューズを購入するほうがいいと考える人のほうが多数派だと思います。
それでも、「Oura Ring 5」をおすすめするのは、正確に自分を知ることができるからです。
多くの日本人がW杯での日本代表の試合に一喜一憂したかと思いますが、「Oura Ring」はそんな日本代表もコンディション管理のために利用していたアイテムです。トップアスリートである彼らが選んだことからも、「Oura Ring」がアスリートにとって有益であることを証明しています。
運用コストもかかりますし、本体も決してリーズナブルとはいえない価格ですので、誰にでもおすすめというわけではありません。ただ、健康はお金で買うことはできませんが、コストをかけて「Oura Ring 5」を導入し、積極的なコンディション管理することで、健康な状態を維持しやすくなります。
数年後も健康的に走り続けている自分でありたいなら、投資する価値のあるアイテムです。普段ならなかなか購入に踏み切れないかもしれませんが、ボーナスの時期ですし、思い切って「Oura Ring 5」を導入してみてはいかがしょう。
