北海道マラソン大会情報【天候・完走率・口コミ・評価・関門・コース】

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北海道マラソン

かつて制限時間が4時間のフルマラソン大会だった北海道マラソンも、2022年からは制限時間が6時間になり、走力に不安があるという人でも参加しやすい大会になりました。しかもオリンピックのコースも利用しており、テレビで見た風景の中を走ることが出来ます。

さらにレース後のジンギスカンや海の幸、マラソン以上に楽しいことがいっぱいなのですが、レースそのものはかなり厳しい展開になることが2024年も予想されています。ここではそんな北海道マラソンの情報について詳しく解説していきます。

目次

北海道マラソンの特徴

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今年の北海道マラソンの種目はフルマラソンのみで、2022年からファンランがなくなりましたが、フルマラソンの制限時間も2022年から5時間から6時間に変更。これまでファンランを選んでいた人も、フルマラソンに挑戦できる環境が整っています。

種目
▶ フルマラソン

ただ2023年の大会を走った人は、かつてないほどの悪条件の中でのマラソンとなっており、かつての5時間制限と同じくらい完走率が下がっています。種目は2024年もフルラソンだけですが、初心者でも楽しむことができるオープン部門も今年からスタートしています。

コースは緩やかなアップダウンが前半にあるだけで、基本的にフラットなコースです。ただし、北海道だけあって直線の長さに気持ちが折れてしまうランナーもいます。また北海道とはいえ8月の気温は決して低くないため、暑さにやられるランナーも少なくありません。

コース上の声援もあり、私設エイドを出してランナーをサポートしてくれる地元の人もいます。運営もとてもしっかりしている大会ですので、ほとんどストレスを感じることなく、受付からゴール後までの時間を過ごすことができるのも、北海道マラソンの魅力のひとつです。

前回との変更点

2023年の高温多湿での開催となったことで、その対策として新しい取り組みをしています。

  • 給水所増設
  • コース上へ水かぶり(シャワー)ステーション新設
  • 給水所の設計見直し、スポンジ・氷の増量

これらに加えて、関門時刻の前倒し、中断・中止をする場合があるとのことです。想定外の暑さや落雷により途中で中断や中止の判断をされることもありますのでご注意ください。さらに2024年からは順位を求めず自由に走ったり、性別に捉われないランナーのためにオープンの部が新設されています。

また、3時間30分以内で申告するランナーの方は、記録症の提出手続きが必要になっています(北海道マラソン2022、2023で申告される場合を除く)。優先的にスタートしたいという人は、忘れずに手続きを行ってください。

北海道マラソン|3時間30分以内で申告する方

北海道マラソンの関門時間

北海道マラソンは細かく関門が設定されています。思わぬところで関門アウトになることがあるので、完走が危ういという人はチェックしておきましょう。

ポイント関門距離制限時間ペース
1.2km1.2km20分16:40/km
5km3.8km50分7:54/km
10km5km1時間30分8:00/km
15km5km2時間10分8:00/km
20km5km2時間50分8:00/km
25km5km3時間30分8:00/km
29.8km4.8km4時間10分8:20/km
35km5.2km4時間50分7:42/km
40km5km5時間35分9:00/km
41.5km1.5km5時間50分10:00/km
42.195km0.695km6時間14:23/km

ペースと制限時間は第2ウェーブを基準にしています。キロ8分ペースで間に合うことを考えると、関門はそれほど厳しくありません。ただし、コンディションによってはこのペースよりも遅くなってしまう可能性もありますので、油断せずにしっかりとトレーニングを積んでおきましょう。

北海道マラソンの気温・天候・完走率

開催年最低気温最高気温天候完走率
201414.7℃27.0℃晴れ78.9%
201515.3℃23.5℃晴れ82.4%
201615.1℃26.0℃晴れ78.1%
201718.5℃26.0℃曇り80.7%
201819.5℃24.6℃晴れ81.2%
201916.4℃22.1℃84.5%
2020
2021
202221.4℃26.3℃晴れ90.3%
202326.4℃30.7℃晴のち雨82.4%

北海道マラソンは比較的涼しい環境での開催となっていましたが、その状況が大きく変わったのが2023年大会でした。札幌としては連日の35℃超えが続き、多くのランナーが疲労困憊の状況でスタートラインに立つことになってしまいました。

その結果が82.4%という完走率の低さです。過去にも完走率が低い年もあるように思えますが、2019年以前は制限時間が5時間だった時代で6時間制限になってからの完走率82.4%というのは、驚くほど低い値になります。それほど2023年の開催条件が過酷だったといういわけです。

しかも2023年は暑いだけでなく雷雨という想定外の状況になっています。とはいえ天候だけは誰にもわかりません。2023年の惨事を知っているとエントリーしづらいという人は少なくないはず。それでもエントリーするのであれば、しっかりと暑さ対策をしたうえでスタートラインに立つようにしてください。

▼夏のマラソン大会に向けてのトレーニング方法を知りたい方はこちらもチェック

北海道マラソンの評価・口コミ

北海道マラソンの評価はコロナ禍以降、かなり低い点数がついています。これはこの2年間の気温が高く、走りにくい環境であったことが影響していると考えられます。大会そのものの運営は改善しようという気持ちが伝わってくるので、点数ほどにひどい大会というわけではありません。

口コミからわかる良いポイント

  • 平坦で走りやすい
  • 走り終えてすぐに生ビールを飲める
  • ストレスがほとんどない運営
  • 沿道の声援が続くから元気になれる

口コミからわかる残念なポイント

  • 紙コップの投げ捨てがみっともない
  • 暑くなるとタフさが求められる
  • ゴールから荷物預かりが遠い
  • ホテルの予約が取りにくい
  • エイドの内容が乏しい
  • 直線が長すぎて退屈する

口コミで目立ったのは、エイドで使った紙コップやスポンジがコース上に散乱してて危ないしみっともないというものでした。気温が上がると後方のランナーが通過する頃には異臭となることもあり、この点だけは改善の希望が上がっています。

2019年はランナーにゴミ箱に捨てるように促すアナウンスがあるなど、少しは改善されていましたので、これからはそれらが気にならなくなるかもしれません。

過去大会のレポート

北海道マラソンへのアクセス

北海道マラソンは前日、前々日受付が必要です。この時期はフライトが遅れるということはあまりありませんが、それでも受付時間に間に合わなかったなんてことも考えられますので、できれば17時までに新千歳空港に到着する便で北海道入りしましょう。

新千歳空港からはJRで札幌駅に向かうのが最短ですが、荷物が多いという場合には大通公園までバスで行くという選択肢もあります。ただし、夕方は渋滞しますので時間に余裕があるときだけバスを利用しましょう。

フライトの料金を少しでも安く抑えたい場合には、航空券を比較・予約できるエアトリ を使うのがおすすめ。LCCも検索できるので思わぬ安値でフライトチケットを確保できることもあります。航空会社ごとにチェックするのは大変ですので、このような便利なサイトを上手く活用しましょう。

また一緒に行くラン仲間が多い場合には、レンタカーもおすすめです。車があれば滞在期間中の行動範囲が大きく広がります。札幌の徒歩圏内ですと遊べる場所は意外と限られていますので、もっと広範囲に楽しみたいという人も、レンタカーの最安値検索「エアトリ」 を利用して、空港でレンタカーを借りておきましょう。

北海道マラソンの宿泊予約

北海道マラソンは、大会が近づくにつれてホテルがとても取りにくい状態になります。エントリーを決めたら、すぐに普段から使っている宿泊予約サイトで部屋を確保してください。少しでも遅れると条件のいい部屋から埋まっていきますので、大会エントリー当日に予約するようにしましょう。

おすすめは大通公園周辺のホテルです。大通公園近くのホテルなら、部屋で着替えてそのままスタートラインに向かえば、荷物を預ける必要がありません。ギリギリまでホテルの部屋でくつろぐことができますし、トイレに悩まされることもありません。

どうしても宿が見つからない場合は、札幌の旅行会社が部屋を確保していますので、公式サイトの「宿泊・ツアーのご案内」から宿を予約しましょう。ちなみに北海道マラソンのホテル代を抑えつつ、アクセスしやすい場所を確保する裏技が2つあります。

Trip.comは中国で人気の予約サイトで、楽天トラベルやじゃらんなどに掲載されていないようなゲストハウスまで網羅しています。宿は寝るだけなのでゲストハウスでもOKという人はTrip.comで検索してみましょう。そして、もうひとつがインターネットカフェです。

札幌には事前予約可能かつ完全個室のインターネットカフェがいくつかあります。ホテルのような快適さはありませんが、高騰が止まらない札幌の宿泊施設において、救世主的な存在となりつつあります。とにかく安く泊まりたいという人は、インターネットカフェをご活用ください。

【楽天トラベル】で予約
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大会詳細情報

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