日本一早いマラソンレポート「 第79回 TAMAハーフマラソン」

日本一早いマラソンレポート「 第79回 TAMAハーフマラソン」

競い合う雰囲気もありながらも、自分のペースで走れる大会。それがTAMAハーフマラソンです。種目は1kmからなので小さなお子さんでも参加でき、ハーフマラソンはかなりハイレベルなランナーも参加しており、どんな走力の人でもそれぞれが楽しめる大会となっています。

今回は北海道マラソンに参加するラン仲間が、大会前の調整として8月6日に開催された大会に出場しましたので、どのような大会だったのかをレポートしようと思います。毎月開催されていますので、これから秋マラソンを走る予定の人は、調整レースとして参考にしてください。

多摩川の河川敷を走る月例マラソン

TAMAハーフマラソンは、二子新地駅からすぐのところにある多摩川の河川敷を拠点に、毎月開催されているマラソン大会です。毎月開催ということもあり、大会といよりは月例マラソンに近い雰囲気があります。この大会のすごいところは、コロナ禍のイベント自粛が明けてから、ずっと安定して開催している点にあります。

「中止になったらどうしよう」という不安がなく、安心して申し込めるのが魅力。ただコロナ禍前ほどは人が戻ってきてないそうで、多いときの半数程度。それでも150人前後の参加者で安定しており、このような状況でも、成長し続けたいと頑張っているランナーを支えています。

コースは河川敷を4往復と1kmちょっと(夏場以外は2往復と1kmちょっと)。コースの半分はアスファルトですが、残りの半分は表面が砂地の土のコース。大きなアップダウンはないものの、緩く傾斜と土の路面でペースが安定しにくい、見た目よりもテクニカルコースになっています。

今回は8月開催でしたが、曇り空というのもあってスタートの10時の時点では26℃、そこから気温が上がるとのことでしたが、思ったほどは暑くならず。先月は36℃まで上がったそうなので、コンディションとしてはそれほど悪くありません(暑いのは暑いですが)。

大会側としても給水所をコース上2ヶ所(2.5kmごと)に用意しており、かぶり水やシャワーでの放水などもあり、熱中症対策はしっかりと行われています。

スタート渋滞がないから最初から自分のペースで走れる

TAMAハーフのいいところは、参加者が多すぎないところにあります。ハーフマラソンも10kmも数十人で、速く走りたい人は前に並び、ゆっくりな人は後ろに並ぶということが自然とできているのでスタートロスはほぼなし。スタートロスがないので、もちろん渋滞もせず、最初から自分のペースで走れます。

これはメリットでもあるのですが、反対に前方のペースに引っ張られてしまうというデメリットもあります。実際に私のラン仲間の多くが前に引っ張られる感じで、オーバーペースで走り出してしまったとのこと。これはランナー側が気をつけなくてはいけないポイントのひとつです。

現時点での自分の走力に見合ったペースなのかを、きちんと自分で判断するように心がけないと、周りに引っ張られて後半に失速します。間違っても「今日は調子いい」なんて思わないこと。1kmほど走って、想定ペースよりも速すぎるなら、勇気を出してペースダウンが必要です。

そういう意味では、きちんと自分の感覚や体の声を聞き取れるように、日々トレーニングをしておく必要があり、TAMAハーフはそれを確認する場と位置付けておいたほうがいいかもしれません。その日の気分次第でペースを上げるという走り方だと、失速する確率が上がるので気をつけてください。

制限時間は3時間あるので走力に不安がある人でもOK

TAMAハーフマラソンの制限時間は3時間。これはかなり余裕のある設定になっています。ハーフマラソンは2時間半や2時間40分という設定の大会も少なくないのですが、3時間あればフルマラソン完走が厳しい人でも、自分のペースを守ることができれば、きちんと最後まで走り切れます。

そういう意味では初フルマラソン(もしくは久しぶりのフルマラソン)の前のお試しで走るというのもおすすめです。自分の走力を客観的に判断できるので、フルマラソンをどう走るのか、ペース配分をどするのかなどの目安になります。ただ、そこで大事になるのは、フルマラソンのつもりで走るということ。

21kmだからと、スピードを上げてしまうとフルマラソンの練習になりません。フルマラソンを走るときのペースを意識して、余力がある状態でゴールできるのが理想です。もちろん、TAMAハーフマラソンで自己ベスト更新を狙うという場合には、全力で走ってください。

要するに、何のために走るのかを明確にすることが大切です。目的がはっきりしていないと、コースが単調ということもあり、走りながらモチベーションを維持するのが難しい大会です。レースに向けての準備なのか、勝負レースなのか、位置づけを明確にしたうえで参加するのがおすすめです。

仲間と参加すると楽しいマラソン大会

一般的なマラソン大会のように、沿道に応援してくれる人がいるわけではないため、走っているときは高揚感も少なく、淡々と走り続けることになります。これがTAMAハーフマラソン唯一の物足りないポイントかも知れません。

最後まで気持ちを切らさずに走り続けたいなら、ラン仲間を誘って参加するのがいいかもしれません。折返しがあるので、ラン仲間と何度もすれ違うので、お互いに声を掛け合って走れるといった魅力があります。実際にチームで走っている人も多かったように感じます。

走力に関係なく、仲間が全力で走っている姿を見ると「自分も頑張ろう」となるのがランナー。気持ちが折れそうになったときも「◯◯には追いつかれない!」と強い気持ちで足を動かし続けることもできます。ですので、ぜひ仲間を誘ってご参加ください。

もちろんランナー同士で声を掛け合うのもOK。折返しのたびに励ましあって走れば、知らない人でも一体感が生まれます。いずれにしても、ランナー同士で孤立しないように工夫することが、TAMAハーフマラソンを楽しむポイント。

もちろん黙々と1人で走りきるのもありです。自分次第でどのようにでも楽しめる大会です。気になっていたけど、まだ出場したことがないという人は、ぜひ1度エントリーしてみてください。小規模大会ならではの居心地の良さに満足できるはずです。

TAMAハーフマラソン:http://sportswiz.jp/tamahalf

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