日本一早いマラソンレポート「第17回万里の長城マラソン2018」

RUNNING STREET 365がサポートしてる万里の長城マラソン。今年で17回目の開催になりましたが、ここ数年で最もトラブルの多い大会となってしまいました。とても残念なことではありますが、来年以降に参加する人のためにもできるだけ中立的にお伝えしようと思います。

・5km、10km、ハーフマラソンでコースの誘導ミス
・競技終了時間後の判断遅れ

大きな面で言えば、この2点が今年発生したトラブルでした。マラソン大会としてお金を集めているのに、きちんと距離測定できないのは大きな問題です。その原因はいくつかありますが、こちらもコースセッティングの時間を見誤ったことが大きな原因です。

万里の長城マラソンは毎年5月1日に開催しますが、5月1日は労働節で休日になります。今年は特に4連休となっていたことで、周辺の道路が大混雑したことで、思うように迂回してコースセッティングができませんでした。

ただ、これに関しては100%運営側の問題です。同じことが起こらないように日本事務局と本部での話し合いを行い、来年以降の方向性について決定しています。おそらくはこの問題は来年にはクリアにできるはずです。

また、毎年問題になっている北京市街地への戻りのバスですが、今年は大会側の判断が遅れてしまったため、最終のバスの発車を待たせてしまいました。せっかくいい気分で終わったランナーに悪い印象を与えることになってしまったのは、強く反省しています。

実際のレースはというと、コースが大幅に変わったこともあり、昨年までの苦しさが影を潜めて、常連ランナーさんには物足りない内容になっていました。

コース変更は完走率を高めるためという理由で、コースの1/3をロードにしたためで、実際に完走率はアップしています。タイムそのものも1時間前後早くなっているはずです。

それでも初めて万里の長城マラソンを走るランナーには、かなり刺激的だったようで、「昨年までのコースは信じられない」との声もちらほら。万里の長城マラソンには苦しさを求めるランナーが多く来てくることを考えると、やはり前のコースも捨てがたいところです。

今年からRUNNETでのエントリーができるようになった結果、昨年までのようなディープな人ばかりという状況からは少し変わりましたが、昨年の参加者が学生仲間を連れて戻ってきてくれたりと、比較的若い人が目立つようになっています。

万里の長城マラソンは世界遺産の万里の長城をGWに走ることができるという魅力がありますが、日本事務局としては北京の今に触れてもらいたいという思いを持ってランナーをサポートしています。

ここ数年の参加者の多くが、北京の街のキレイさに驚いているようで、年配の方ほど「イメージとぜんぜん違う」という声を聞かせてくれます。若い人たちの目に北京の今がどう映ったのか興味がありますが、驚くことが多かったのではないかと思います。

観光とはいえ、現地の人たちと何らかの接触がありますし、大会中は同世代の学生ボランティアさんと会話をする機会もあったかと思います。そういうところから、日本人に当たり前のように中国人の友だちがいる時代ができるのではないかと期待しています。

ただし、万里の長城マラソンそのものは中国人ランナーが参加することはほぼありません。中国語での案内ページがありませんし、参加費も25,000円と決して安くありません。エントリーするためのハードルがかなり高めです。

マラソン中の交流が図りにくいというのは、少し残念なポイントのひとつです。

それでも以前に参加したことがあるランナーさんのうち、レース中のエイドなどで学生ボランティアさんにお菓子を配るなどして、現地の人を喜ばそうとしてくれる人もいました。

全員がそういうことをするのは難しいですが、そういうのを見て「自分も来年はやってみようかな」と思ってもらえると、そこからまた交流が生まれやすくなります。何よりも中国の学生さんに日本のいい印象を持ってもらえます。

とっても小さな活動ですが、万里の長城マラソンから広がっていく日中友好の輪というのが少しでも大きくなっていくと、この大会が他のマラソン大会と明らかに違う点として、日本人ランナーに認知されていくはずです。

とはいえ、話が最初に戻りますが、当たり前に出来ていなければいけない部分を改善していかないと、リピーターを増やすことが難しいのも事実です。いい大会だと思って来てくれる人もゆっくりと離れてしまいます。

万里の長城というコンテンツがあり、なおかつ日本事務局が対応できるというメリットのある大会。それだけに、日本人ランナーの肥えた目からはとても厳しい評価をされてしまうことでしょう。

RUNNETの評価もおそらくかなり低いものになるはずです。

そういう厳しい評価をいただいて、それを改善していくこと。この大会が記念すべき20回目の開催となったときに、100人を超える日本人ランナーが万里の長城を走れるようになるにはそこがポイントになってきます。

ちなみに、中国と聞くとやはりPM2.5が気になるという人も多いかもしれませんが、今年は天候により霞がかかっていたものの、これまでにないくら遠くの景色を見ることができました。

大会は八達嶺古長城で開催されていますが、すぐ隣りにある八達嶺長城の壮大な姿が肉眼ではっきりと見ることができます。それくらい空気はきれいな状態にあります。ここから北京陶器五輪に向けてさらなる改善が見られるはずです。

現時点では、空気に関してはまったく気にする必要がありません。

空気の問題がないならぜひ走ってみたいというランナーさんは、来年の5月1日に開催される第19回万里の長城マラソン2019への申込みも検討してみてください。

万里の長城マラソンは5月1日から5月31日まで早割キャンペーンを行っています。対象は万里の長城マラソン2018秋と万里の長城マラソン2019です。通常25,000円の参加費が19,800円になりますので、ぜひこの機会にエントリーしてください。

万里の長城マラソン2018秋の申し込み

万里の長城マラソン2019の申し込み

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