フルマラソンはもう完走するのは難しくはないけど、これ以上のタイムアップも期待できないという人が次のステップとして選ぶのがトレイルランニングかウルトラマラソンです。
どちらも魅力的な競技なのですが、おすすめなのはウルトラマラソンです。トレイルランニングも短い距離から始めるのであればいいのですが、1人でいきなり始めるのはハードルが高い競技でもあります。
トレイルランニングに比べるとウルトラマラソンはフルマラソンの延長と考えればいいので入り込みやすい競技になります。しかもほとんどの大会が100kmの部をメインとしながらも50kmや60kmといった短い距離の部も用意しています。
まずはここから始めて見てはどうでしょう。フルマラソン以上の距離を走ればそれはウルトラマラソンです。そして走り切ることができればウルトラランナーの仲間入りです。
24時間マラソンや12時間マラソンに出るという選択肢もありますが、実はこの時間走というのは思った以上に長い距離を走れなかったりします。24時間走ったのに80kmにも満たないなんてこと普通にあります。
ゴールが見えないことは精神的にランナーにとってきついのかもしれません。それに比べて50kmでも60kmでもゴールがその先にあることがわかっている距離走でのウルトラマラソンのほうが実力を発揮しやすくなります。
まずは近所であるウルトラマラソンの50kmや60kmに出場してください。もしあなたの走力がフルマラソンサブ4を達成できるぐらいある場合はいきなり100kmでのエントリーも問題ありません。
実際に問われるのはフルマラソンを歩かずに走りきれるマネージメント力です。自分をコントロール出来ない人にはウルトラマラソンは向いていません。フルマラソンは「なんとなく」で走れますが、ウルトラマラソンは「なんとなく」では走れません。
ウルトラマラソンを走っている若い人が少ないのはマネージメント力が足りずに前半に飛ばしすぎて失速のパターンを経験して「自分はまだウルトラマラソンは早い」とフルマラソンの世界に戻っているからかもしれません。
あなたは自分をうまくコントロールできるか知りたくないですか?ぜひウルトラマラソンの世界に飛び込んでください。