数十年に1度の寒波の影響もあって仕事から帰ってきた後や朝のランニングがつらいですよね。でもランニングは習慣であるのが理想です。毎日お風呂に入るように毎日走る。走ることを特別ではなく日常にしてください。
でもさすがに寒いとやる気が湧いてきませんよね。特に仕事から帰ってきて暖かい部屋に入ったらもう外に出たくなくなります。そんなランナーさんにおすすめな「10分走ってくる」練習法です。
ウォーミングアップいりません!
この練習法はとにかくお手軽にすることが大切です。暖かい部屋でウォーミングアップなんてしているから走りに出るのがイヤになるんです。ランニングウェアに着替えたら躊躇なく外に出て走りだしてください。
「とにかく10分だけ走ろう」そんな気持ちで十分です。真面目に1時間とか10kmとか走ろうとするからやる気が湧いてこないんです。「ちゃんと練習できないから走らない1週間」と「とにかく10分だけでも走る1週間」さてランナーとして成長するのはどちらでしょう?
いやそもそも成長する必要もないのです。10分間気持ちをリセットする。体をほぐしてあげる。それだけで十分です。なんなら10分後にお風呂が準備完了になるようにセットして走りに出て、戻ってきたら温かいお風呂に飛び込みましょう。
走り出しはゆっくりと
言うまでもありませんが、いきなり全力疾走してはいけません。そういうのは遅刻しそうでパンを口にくわえて走りだす高校生の特権です。ランナー世代は体のほぐしが必要です。
でも体のほぐしはストレッチをしなくてもいいんです。ポイントはゆっくり走りながら徐々に足の可動域を広げていくこと。最初は小さくステップしながら走り、ゆっくりと走り出し体の温まりに合わせて歩幅を広げていきます。
上半身もしっかりほぐしながら走りましょう。腕を回したり、肩甲骨を動かしてみたり。寒さを感じなければ散歩をするようなスピードでもかまいません。10分ならちょうど体がほぐれたぐらいで終わってしまいますが、それで十分です。
もっと走ってもいいけど
もちろん気持ちが乗ってきたら10分以上走ってもOK。でもそれを義務にしないことが大切です。楽しくなってきたから追加で走る。調子がいいからもう少しスピードをあげるためにもう10分走る。「走らなきゃ」はもう手放してください。
大事なのは「毎日」走るということです。たった10分でも走るのと走らないのとでは体にとってまったく違ってきます。特にデスクワークで1日ほとんど体を動かしていないという人にとってこの1日10分の習慣で体調がかなり改善されます。
10分なんて走る意味が本当にあるのかと思うかもしれませんが、確実に効果があります。少なくとも意味がないから走らないという人に対して圧倒的な差が出るのは間違いありません。いつの時代どこの世界でも「アリとキリギリス」の教訓は適用されます。