頼れるアシックスが復活!箱根駅伝で24名がMETASPEEDシリーズを選択

勝ちにこだわるのであれば、厚底ランニングシューズが必須。箱根駅伝やニューイヤー駅伝といったチームのプライドを賭けたレースであれば、それはなおさらのことです。このため、昨年の箱根駅伝やニューイヤー駅伝はほぼ1社独占の状態になっていました。

その状況に大きな変化が見えたのが今年の箱根駅伝とニューイヤー駅伝です。1社のシェアが大きい状況は変わりませんが、2021年に着用ゼロだったアシックスのランニングシューズを、箱根駅伝では24名のランナーが選択し箱根路を駆け抜けました。

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10%を超える着用シェアを達成

青山学院大学の強さが際立った第98回東京箱根間往復大学駅伝競走。ただその青山学院大学も往路では2分37秒の差を付けて優勝したものの区間賞がひとつもなく、どの大学もレベルが高い選手を揃えており、見どころの多い大会となりました。

そしてやはり注目されたのが「選手はどのシューズを履いているのか」ということ。2018年からナイキの独占状態が続いていた箱根路ですが、2022年はその着用シェアに変動が見られました。その中でも注目はアシックスの存在です。

箱根着用ゼロから11.4%への躍進

2021年の箱根駅伝でアシックスを選んだ選手の数は0名。数年前までは駅伝といえばアシックスだったことを考えると、これは大きな衝撃のひとつでしたが、2021年のMETASPEEDシリーズ発売により流れが変わりました。

2022年にはアシックスのユニフォームを着用した早稲田大学、帝京大学、中央学 院大学、専修大学、山梨学院大学の5チームを中心に、24名の選手がMETASPEEDシリーズを選び、シェアは11.4%にまで回復しました。

ニューイヤー駅伝では区間新記録を樹立

アシックスの着用シェア率アップは箱根駅伝だけでなく、さらにハイレベルな選手が走るニューイヤー駅伝でもみられました。こちらは2021年に1.6%のシェアまで落ち込んだものの、2022年には15.1%まで回復しています。

しかも各チームのエースが集まった4区において、黒崎播磨の細谷恭平選手が区間新記録・区間賞を記録。そして今大会で生まれた区間新記 録9個のうち、5個がMETASPEEDシリーズ着用という結果に。これによりMETASPEEDシリーズが「戦えるシューズ」であることが証明されました。

速く走れるというだけではない復活の理由

METASPEEDシリーズはアスリートのポテンシャルを引き出し、最高のパフォーマンスを発揮することを目指して開発されました。すでにトップアスリートもフルマラソンで着用しており、一般ランナーにも広がりつつあります。

シューズの詳細については別記事がありますので、そちらを参照していただきたいのですが、簡単に説明するとMETASPEEDシリーズにはストライド走法向けとピッチ走法向けの2タイプがラインナップされていて、自分の走りに適した1足を選ぶことができます。

ただ、今回のように箱根駅伝やニューイヤー駅伝での着用シェアが上がったのは、シューズ性能の向上だけではなく、おそらくアシックスの担当者が選手に対して、何度もアプローチしたことが考えられます。

いくら高性能でも選手が納得しなければ選んでもらえませんので、実際に履いてもらい、その特性の活かし方などを丁寧に説明したことで、選手は感覚だけでなく理屈の上でも納得して走り込みを行ったはずです。

その根底にあるのはアシックスの情熱。良いシューズを作りたいという想いだけでなく、日本人ランナーにもっと活躍してもらいたいという情熱があるからこそのアプローチであり、その情熱に動かされてアシックスを選んだ選手もいるはずです。

おそらく、2023年にはさらに多くの選手がアシックスを選ぶことになるはずです。2022年新春に開催された2つの駅伝はアシックス復活の狼煙であり、ここからのさらなる躍進が期待できます。アシックス派のランナーもそうでないランナーも、METASPEEDシリーズは要チェックの1足です。

自分の足に合った1足を選べるステージへ

アシックスの躍進をお知らせする内容になりましたが、RUNNING STREET 365としてお伝えしたいのは、「すでにレースシューズの選択肢がいくつもある」ということです。これまでは勝つため履くレース用厚底の選択肢はなく、足に合うかどうか関係なく、それを選ぶしかありませんでした。

でも人間の足の形は人それぞれで、骨格も違えば筋肉のつき方も違い、全員が同じフォームで走るわけでもありません。だから、以前のように多くあるランニングシューズの中から自分に適した1足を探し出せるのが理想です。

2021年には多くのメーカーが高速レース用のシューズを発売しており、今回の駅伝からもわかりますように、いずれも同等レベルのスペックで肩を並べている状態になりました。それを受けて2022年は「自分に最適な1足を選ぶ」ことが可能なステージになっています。

長く履いてきて足に馴染みやすいシューズや軽さを追求したシューズなど選択肢は様々。その中でアシックスは日本人の足に合いやすくて、さらに軽量であるという強みがあります。これだけで十分に選択肢に入り、あとは自分の足に合うかどうかだけ。

多くのマラソン大会が再開しており、今年はこの2年間のトレーニング成果を試す機会がやってくるはず。そのときに自分のポテンシャルを100%引き出せる1足を、走り込みをしやすい今のうちに見つけておいてはいかがでしょう。

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