夏のランニングで注意したいのが脱水症ですが、それと同じくらい気を使いたいのが日焼けです。みなさんは日焼け対策してますか?「ランナーはこんがり小麦色が基本だよ」とか言って、肌を真っ黒にしていませんか?
ランナーにとって日焼けは大きな問題を抱えてしまう、避けるべきことのひとつになります。ここではなぜ日焼けを避けなくてはいけないのかについて説明し、アスリートの紫外線対策としておすすめの「AthleteX(アスリートエックス)」についてご紹介していきます。
なぜランナーに日焼け止めが必要なのか
そもそも日焼けとはどういう状態なのか簡単に説明しましょう。
日焼けは肌に紫外線が当たることで起きる現象で、症状としては次の2点になります。
- 肌が赤くなる(サンバーン)
- 肌が浅黒くなる(サンタン)
色白の人ほど、日焼けをした時に肌が赤くなりやすく、肌の色が濃い人はさらに浅黒くなりやすいという傾向があります。
肌は紫外線を浴びると自動的にメラニン色素を生成して、肌を守ろうとします。日焼けをすると肌が黒くなるのはこのメラニン色素によるものなのですが、メラニン色素の生成が間に合わないような場合は細胞が炎症を起こしてしまいます。
また、日焼けは熱傷(やけど)のひとつで、痛みや吐き気、発熱などを伴うこともあります。他にも日焼けは癌のリスクも高めますが、ここではランニングとは直接関係ない危険性であり、メカニズムも難しいのであえて触れないことにします。
問題なのは、日焼けをしながら走るというのは擦り傷のような外傷を増やしながら走り続けているという事実です。
日焼けをすると回復が遅れる
3,4時間程度で終わるレース中であれば、多少の日焼けがその日のレースタイムに与える影響はほとんどありませんが、例えば12時間走るようなウルトラマラソンなどでは、体が日焼けによる消耗を回復するためにエネルギーを使いはじめることになります。
体内のエネルギーには限りがありますので、当然走りのパフォーマンスは低下することになります。皮膚の痛みも身体中に広がっていくため筋肉が緊張して、やはりパフォーマンスの低下につながります。このように日焼けは超長距離においてはタイムに直結するネガティブな要素になります。
そして走り終えたあと翌日以降に関しては、筋肉の回復に使いたいエネルギーが皮膚の再生にも使われるため、筋肉の疲労が抜けにくくなります。肌に紫外線があたることで、メラニン色素の生成だけでなく、活性酸素も発生しているため、疲労感も感じることになります。
ちなみに紫外線は目からも入ってくるため、夏場のランニングでサングラスは必須です。日焼けはランナーや他のスポーツ選手にとって百害あって一利なしというわけです。サングラスの必要性については別記事がありますので、そちらをご参照ください。
日焼け止めならなんでもいいというわけではない
日焼けにメリットがないなら日焼け止めを塗って運動しようかなということになるわけですが、ちょっと待って下さい。その日焼け止め、汗で流れ落ちたりしていませんか?せっかく塗ったのに汗で流れ落ちて、また塗り直し。
だんだん面倒になってきて、最終的には日焼け止めを塗るのをやめてしまうのが、よくあるパターン。
汗に強い日焼け止めも発売されていますが、その多くが肌への負担の大きい成分を含んでいるため、太陽の日差しから肌を守っているのに、日焼け止めによって肌を痛めているという状況が発生しています。そんな問題を改善しようとして作られたのが「AthleteX(アスリートエックス)」です。
「AthleteX」はなぜアスリートにおすすめなのか
「AthleteX(アスリートエックス)」の特徴は、肌への負担を考えて、日焼け止めを2段階で行うことにあります。まずは肌を守るために下地、そしてその上から汗や水で落ちにくい日焼け止めを塗ることで、肌にも優しく、落ちにくい日焼け止めを実現しています。
実際にトライアスロンなどで利用されているくらい耐水性があり、海で泳いだりロードを走ったくらいでは日焼け止めが落ちることはありません。そんなに強力だと運動後にどう落とせばいいの?と思うかもしれませんが、安心してください、ちゃんと専用のクレンジングが用意されています。走り終わったあとにクレンジングを使えば、下地も日焼け止めもきれいに落とすことができます。
すでにアスリートとして、モデルでプロボクサーの高野人母美さんも「AthleteX(アスリートエックス)」も使用しており、AthleteXも自転車競技やトライアスロンを中心に多くの選手をサポートしています。決して安い商品ではありませんが、パフォーマンスを上げる投資だと思えば出せない金額ではありませんよね。
ランナーたるもの日焼けで小麦色にというのは昔の話です。これからの時代のランナーは色白が理想。完全に紫外線を防ぐことはできませんが、男女問わずできる範囲でやれることをして自分の肌を守るように心がけてください。