大きなトラブルになる前に気をつけたいランナーのマナー

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先日の日本一早いマラソンレポート「第15回24時間グリーンチャリティリレーマラソンin東京ゆめのしま」でも書きましたが、ランナーのマナーというのが著しく低下しているのではないかと感じることが最近増えています。

トレイルでもトレランのランナーとハイカーの間で、しばしばトラブルが発生しています。

ランナーは自分勝手なことをしてはいけない。いえランナーでなくても自分勝手なことをしていいシチュエーションなんて、世の中にそんなにたくさんあっていいわけがありません。

ちょっとした身勝手な行動が大きなトラブルにつながることがありますので、ここでもう一度、ランナーとしての基本的なマナーについて考えましょう。

イヤフォンからの大音量で耳をふさがない

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音楽を聴きながらランニングをすることは、走りのリズムを作ったり、ランニングを飽きさせない効果があります。そのため上手に活用することで、いい走りをすることができるアイテムです。

ところが、イヤフォンで大音量の音楽を聴いて、周りの音を完全に遮断している人がいます。これはランニング中でもマラソン大会でもいます。

ランニング中やマラソン大会でイヤフォンを使うときは、片耳だけにするか、両耳ふさいだとしても、話しかけられて会話が聞こえる程度の音量にしてください。

先日、イヤフォンをつけたままで練習していた人が、遮断機のない踏切を渡ったときに電車にはねられて死亡するという事故がありました。こうなると自業自得で済む話ではありません。

自分の命にも関わる問題です。音量を小さくしてしかも普段以上に周りに気をつけるようにしてください。

仲間と走るときは広がって道をふさがない

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皇居ランニングでよくある光景ですが、ラン仲間が集まって、集団で道幅いっぱい広がっているケースが良くあります。

実はマラソン大会でも後方のランナーで時々見かけます。前方で集団走をする人たちがいないのですが、後方になると完走目標の人たちと、それをサポートする人たちで一団となることがあります。

みんなで走る楽しさというのはありますし、どんどん取り組んで欲しいのですが、走っているからといって、自分たちが歩道で一番速い存在なわけではありません。

もっと速いランナーが後方からやってくるかもしれません。自転車が走っていい歩道なら、ゆっくりとした自転車も後方からやってきます。

集団で走るときは多くても2列、道が細いところは1列になって走りましょう。

気をつけたいのがウルトラマラソンなどで歩道を走るときです、仲間ではなくたまたま集団になったときに、道幅いっぱいまで広がってしまうことがあります。

少しでもいい位置取りをしたい気持ちはわかりますし、マラソン大会だからいいじゃないかと思うかもしれませんが、ほとんどの大会で歩道の専有許可をとっているわけではなく、地元の人たちも歩いています。

道路は常に譲り合い。その基本を忘れないようにしてください。

集団走をするときは人通りの多い場所に行かない(追記)

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追記

上記の反対バージョンですが、集団走で繁華街を猛スピードで走っていくグループがいます。観光を兼ねてのエンジョイランニングであるなら、繁華街は歩くようにしてください。

ただのスピード練習であれば、人通りの多い場所を走らないコース設定をしてください。道路はランナーだけのものではありません。いえ、むしろランナーであっても歩行者であっても「道路はみんなのもの」

人での多い商店街のような場所は走らない。新宿のような人が多いところは基本は歩き、道が空いていればジョギング。そもそもそんな場所を走らないようにしましょう。

ランニングの拠点が繁華街にあるなら、そこから走れる場所までは歩いて移動してください。

人の流れに対して横から突っ切るようにして走るのもNGです。これは単独走でも集団走でも同じです。人の流れがある道を横切るときは絶対に歩きです。ハイスピードで横切るなんて以ての外です。

ランナーが道を走ることは自由ですが、場所と方法はいつも頭に入れておいてください。走れない場所、走ると危ない走り方をしなければいけばいとき、そんなときは歩く。あたり前のマナーですが、ときどきできていない人を見かけます。

急に止まらない、進路変更しない

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スマホの普及によって、マラソン中に写真を撮ることが普通になってきました。走っているときに、いい景色を見つけて撮影しなきゃっとなっていきなり立ち止まる。

写真撮影だけではありません。マラソン大会やランニングコースなどでいきなり立ち止まるのは後方からやってくる人にとって、かなりの脅威になります。

後方のランナーは前の人が同じリズムで走っていると信じて、後ろを走っているのです、いきなり止まられても、それに合わせることが難しく、衝突してしまう可能性もあります。

急な進路変更も同じです。後ろの人にとって予想外の動きをしないこと。

絶対にダメとは言いません。少なくとも後方確認をして、安全に止まれること、安全に進路変更できることを確認してください。これはもう車の運転と同じです。急停止は、ブレーキランプを点けずに止まるようなもの。

止まるとき、進路変更するときは、十分な距離をとって、手で後方の人に合図してください。決まった合図があるわけではないので、何かを伝えようとするだけでも十分です。

後方の人が何かに気づくだけでも、衝突事故は防げます。

追い抜きをするとき、強引に抜かない

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リレーマラソンや皇居のような周回コースでよくある光景です。速いランナーが遅いランナーや歩行者を追い抜く。これ自体はあたり前に起こることですが、その追い抜き方に問題があります。

なぜそんなに際どい位置まで接近して追い抜いていくのかわかりませんが、ギリギリの隙間を狙って突っ込んでくるランナーがいます。

はっきり言いますが、ランナーとして人として大きな欠陥があります。

ランニングもマラソンも速い人が偉い、速い人がすごいということは絶対にありません。気持よく走りたいのであれば、北海道の広大な道でも走ってください。

追い抜きするときに、ちょっと強引になるかなと感じたときや、歩行者を驚かせるようなことになりそうなときは、スピードを落としてください。数秒、数十秒ロスしたくらいでなんてことないはずです。

可能であれば追い抜くときにどちらから追い抜くか声に出してください。「右側通ります」「左側通ります」その一言と、「ありがとうございます」を忘れないでください。

ギリギリの隙間に突っ込んで、肘をぶつけても謝りもしない。ランナーとしてというよりも人間としてどうなのでしょう?

もちろんそんな人はたった一部で、そしてこういう記事を読まない人なので、本当に読んでもらいたい人には伝わりません。ただ、どんなランナーでも心のなかに小さな悪魔は住み着いています。

そんなときに、ちゃんと自分の感情をコントロールできる。そんなランナーを目指してください。

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