ROAD TO HARUKAS SKYRUN〜ハダシストの挑戦〜:第4回

名古屋のミッドランドスクエアで開催される『MIDLAND CHARITY SKYRUN』に向けて気合が入ってきた人も多いかと思います。この大会に参加できないのはとても残念ですが、名古屋でも階段垂直マラソンが定着するのを期待しています。

今回は体づくりのための食事について書くつもりでしたが、大会直前ということでミッドランドチャリティスカイランを走る人へのアドバイスをご紹介します。

実際にレースを走る上で、気をつけたいポイントがひとつあります。ゆっくり走る人ではなく、少しでもタイムを縮めたい人向けのアドバイスですが。

「人を抜くのは階段で」

基本的にレースはウェーブスタートですが、前方の遅い人を何人か抜かなくてはいけません。ただ、手すりを使わないとスピードを出せませんので、手すりは使いたい。でも抜くには手すりを離さなくてはいけません。

そうなると、どうしても階段の踊場で抜こうとしてしまいますが、これはかなり難しいことです。階段の踊場で前方の人はインを通過します。それを追い抜くには大回りをしなくてはいけませんが、距離だけなら数倍多くなります。

いくら前方の人が遅くても、踊り場で抜くことはほぼ不可能です。出来てもかなりの体力を消耗します。

人を抜くのはきつくても階段で行いましょう。踊り場で数十センチ後方につけて、階段に入ったところで一気に抜きます。ここで躊躇してはいけません。踊り場の最後で加速して抜いてきましょう。

レース本番まであと2週間を切りましたが、今できることは階段練習くらいです。今から筋力アップは望めませんが、普段使っていない筋肉を目覚めさせることはできます。

ランナーはフラットなロードで練習をしていると思いますが、階段で必要になる筋肉はロードだけでは付けられません。できるだけ長い階段を使って、しっかりと足を階段に慣らしておきましょう。

そういう私は、ハルカススカイランに向けての体づくりを開始しています。階段をあがるために必要な、背面の筋力アップを狙ったトレーニングをしています。マラソンと階段レースの最大の違いは上への推進力です。

これはマラソンではむしろNGとなっている力です。マラソンは力をいかにして水平方向に向けるかが重要ですが、階段の場合は上へ行く力も必要です。そして、その上に行く力は体の背面で生み出されます。

足のパワーで駆け上がろうと考えている人も多いかと思いますが、それで上れるのはビルの5階分くらいまでです。足の力はできるだけ使わずに、体全体を効率よく使えるようにならなくては、最後まで走りきることはできません。

体の背面を鍛えるトレーニングとして、ジャンプをベースとしたトレーニングと週末にはトレランを行っています。

階段を走れるのがベストですが、なかなか高層ビルレベルの階段で練習はできません。それならば山の上りで体づくりをするのが理想です。実際に昨年ハルカススカイランを2連覇したエリート女子の吉住さんは、山の上りで圧倒的な結果を残しているランナーです。

ただ、階段垂直マラソンの難しいところは、マラソンやトレイルとは違って、10分前後で結果が出るということです。陸上競技で言えば、長距離ではなく中距離に分類されます。タイムだけなら3000mの世界。

何時間も走り続けるマラソンやトレラントは、また違った体づくりが求められます。それゆえに、ランニングの素人であっても、そこに照準を合わせることで、いい結果につながります……いや、きっとつながるはずです。

ジャンプ練習の成果なのか、先日かすみがうらマラソンを走ってきましたが、想像以上に一歩が力強く、軽く走っているのにいつもよりもスピードが出るのを感じました。前日にトレランを5時間していたとは思えないパワー。

ハルカススカイランで結果を出すためのトレーニングをしているのですが、なぜかフルマラソンでも結果がついてきそうな予感がします。

結果はこの秋、もしくは1年後のフルマラソンで分かりますが、とりあえずはハルカススカイランです。あまり余計なことは考えず、しっかりとした体づくりをあと2ヶ月くらい続けます。

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