「ADIZERO X ALLBIRDS 2.94 KG CO2E」発売直前イベントに参加してみた

4月20日から販売されている「ADIZERO X ALLBIRDS 2.94 KG CO2E」の発売直前イベントが東京原宿にあるadidas BC Harajukuにて開催されました。イベントは発売前の「ADIZERO X ALLBIRDS 2.94 KG CO2E」を履いてゲームを行うというもの。

参加したのはアディダスのランニングコミュニティ「adidas Runners Tokyo」とオールバーズのランニングコミュニティ「Sakura Dashers」のメンバーで、普段はそれぞれ別に活動しているチームが1つになり、新しいシューズの感覚を楽しみつつ、走る楽しさを共有しました。

目次

「競争から共創へ」を実現したランイベント

ADIZERO X ALLBIRDS 2.94 KG CO2Eはアディダスとオールバーズがコラボして作られた、低カーボンフットプリントシューズです。いずれもそれぞれにランニングシューズを手掛けており、現代において競合するメーカーがコラボするのは異例のこと。

ただし、カーボンフットプリントゼロを本気で目指す2つのメーカーにとって、それぞれが研究開発を行うよりも、お互いが持つノウハウを共有したほうが効率的。競合だからという理由で「競争」するだけの関係でいるよりも、競合だからこそ「共創」する関係を選びました。

アディダスとオールバーズにとって大きなメリットがある「共創」ですが、これをきっかけに多くのメーカーがあたり前のように「共創」してほしい。よりよい社会を実現するために、メーカーの垣根なく協力しあえる時代を迎えたいという想いも込めてのコラボとなっています。

そして今回は、その「共創」をひとつの形にするために、ADIZERO X ALLBIRDS 2.94 KG CO2Eの発売を記念してランイベントを開催したというわけです。イベントではそれぞれ別に活動している2つのランニングコミュニティが混じり合い、それぞれのショップがある原宿の街を駆け回りました。

違う文化が混じり合う面白さ

イベントでは、アディダスのランニングコミュニティ「adidas Runners Tokyo」とオールバーズのランニングコミュニティ「Sakura Dashers」のメンバーが混じった4人1組のチームが、原宿に設置されたチェックポイント通過や、クイズに解答することでポイントを獲得を目指しました。

それぞれが継続して活動しているコミュニティということもあり、同じランニングをしているのに根付いている文化には違いがあるのが面白いところ。ランニングをしながらの会話で「なるほど、そういう視点もあるんだ」と思わされることが何度もありました。

アディダスはこれまでも地球環境を考えた展開をしているものの、アディダスのランニングコミュニティであるadidas Runners Tokyoは「速さ」や「強さ」、オールバーズのランニングコミュニティであるSakura Dashersは「走る喜び」にベクトルが向いている感じがあります。

方向性は違っても「走る」という共通言語で繋がり、そしてお互いに影響しあえる。アディダスとオールバーズが明確な方向性をもって展開しているからこそ、一緒になったときに化学反応が起こって、これまでにない何かが生まれる。

社会において競争も大事ですが、成熟してくる競うだけでは越えられない壁があります。でも、文化が違うと自分が壁だと思っていたものを軽々と越えていく人たちがいるわけです。だったらその人たちと越えていけばいい。これが次の時代の新しいスタンダードなのかもしれません。

進化した「ADIZERO X ALLBIRDS 2.94 KG CO2E」

今回のイベントでは参加者が全員、「ADIZERO X ALLBIRDS 2.94 KG CO2E」を履いて走りました。このシューズは限定販売されて話題になった「FUTURECRAFT.FOOTPRINT」をベースに、改良を加えられたモデルになります。

詳細なレビューは後日行いますが、実際に履いて走った感覚を簡単にお伝えすると、「FUTURECRAFT.FOOTPRINTとはまったくの別物になっている」というのが、履いた瞬間にわかります。大きく変わったのがフィット感。

FUTURECRAFT.FOOTPRINTはフィット感がかなり緩く、シューズの中で足が遊んでしまって不安定さがありましたが、「ADIZERO X ALLBIRDS 2.94 KG CO2E」はアッパーがしっかりと補強されているので、不安定さがゼロになっています。

今回から「ADIZERO」の冠がついていますが、これはまさに「ADIZERO」のフィット感。それでいて圧倒的な軽さがあり、グリップ力も高まっているので、新モデルは間違いなく走れる1足。それでいて税込13,500円 とお手頃価格。

レーシングシューズのように記録を狙えるシューズではありませんが、薄底で地面を感じやすく、反応性も高いのでスピード練習にも使えます。普段履きにしたくなるデザイン性の高さと歩きやすさも備えています。

これは一目惚れで購入してもOKな1足。FUTURECRAFT.FOOTPRINTを持っているという人でも、買い増ししてOKです。ただ買い増しをしたら、FUTURECRAFT.FOOTPRINTが完全に普段履きになってしまいますが(それくらい違いがあります)。

今回のイベント参加者からも「明日買いに行く!」という声が多く、今年の話題になる可能性が高いシューズ。軽いシューズが欲しい人、おしゃれなシューズが欲しい人、地球に優しいランナーでありたい人におすすめできる1足の登場です。

FUTURECRAFT.FOOTPRINT:https://shop.adidas.jp/futurecraft-allbirds/
adidas Runners Tokyo:https://shop.adidas.jp/running/community/
Sakura Dashers:https://coubic.com/sakuradashers

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