名古屋のミッドランドスクエアで開催される『MIDLAND CHARITY SKYRUN』の開催まであと数日となりましたが、しっかりとした準備はできていますか?私は秋のハルカススカイランに向けての体づくりを着々と行っています。
ミッドランド・チャリティ・スカイランまではもう日数がありませんので、これ以上できることは何もないですよね。当日までしっかりとコンディション作りを行ってください。
結果はともかくいい走りをしたいと思った人は、前半抑え気味にして後半に限界を超えた走りをしましょう。苦しくてもあえて1段飛ばし。走り方の基本は前半から1段飛ばしです。1段ずつ上がるのはかなり効率が悪い方法です。
筋肉がきつくなってくると1段飛ばしが難しくなりますが、それでも手すりを上手に使って、大股で進んでいきましょう。
階段レースで速くなるポイントは、どれだけ走らない練習を充実させるかということです。実はこれは普通のマラソンでも同じことがいえます。トップアスリートにもなると無駄な筋肉をつけたくないため、筋トレをしない選手もいます。
でも私たち市民ランナーは筋トレが生命線です。特に40代以降のランナーは20代とは比較にならないくらい筋力が落ちています。どうあがいても、あの頃のような走りができることはありません。
ただ、それに近づけることは可能です。それが筋トレです。
階段垂直マラソンにしてもフルマラソンにしても、トレランにしても筋力がそのままスピードに直結します。もちろん体が軽ければ軽いほうがいいため、筋力と体重のバランスが重要です。
ただ、ハルカススカイランのような階段垂直マラソンでは、10分程度で競技が終わってしまいますので、体重よりも筋力のほうが重要になります。マラソン選手が折れそうなくらい細いのに対して、100mの選手は筋肉がすごいですよね。
階段垂直マラソンはちょうどその中間くらいが理想です。裸になって、絞れているけどガリガリではないくらいがベストだと思います。
筋力がないと1段飛ばしが難しくなります。筋力があれば、後半まで余力を残して階段を駆け上がることができます。このため、階段垂直マラソンは女性に不利な競技ではあります。もっとも順位は男女別に出ますので気にすることではありませんが。
マラソンで男女のタイム差が大きいのも、結局のところ筋力の差とも言えます。
ですので、筋トレが必要になってくるというわけです。ただし、ムキムキの筋肉をつけても意味がありません。あくまでも階段を駆け上がるのに必要な筋肉をつけることが重要です。
ベースは言うまでもありませんが、インナーマッスルです。とても地味な筋肉ですが、ここがブレていたのではとても走ることはできません。ただし、インナーマッスルは鍛えてすぐに結果が出ないという難しさがあります。
きちんと自分の筋肉として実感できるには数年かかることもあります。ただし、一度自分のものにしてしまえば、あとは特別なトレーニングをしなくてもキープし続けることができます。
というわけで、今はひたすら体幹強化とジャンプ力アップのためのトレーニングを行っています。階段に上がるのは結局のところジャンプと同じですので、連続して1100回、もしくはその半分の550回飛ぶことができれば、物理的に階段を休むことなく駆け上がることができます。
本当は1100段の階段があればいいのですが、それはあべのハルカスの階段をオープンにしてもらう必要があります。身近にある階段で1000段もある場所はまず考えられませんので、それに近い負荷を生み出すようにジャンプします。
片足を段の上に乗せてジャンプして左右を入れ替え。
笑ってしまうくらい疲労度がありますが、マラソンとは違った爽快感もあります。今はまだ10分間で670回が最高記録ですが、秋までには1000回を目指してしっかり鍛えていこうと思います。