スポーツブランドにはそれぞれのブランドコンセプトやミッションがあります。革新的なチャレンジを重視するメーカーもあれば、これまで培ってきた伝統を重視するメーカーもあります。アンダーアーマーのミッションは「TO MAKE ALL ATHLETES BETTER-アスリートを進化させる」。
ありきたりのアイテムを店頭に並べるのではなく、アスリートの進化に繋がることにこだわって開発を行っています。アンダーアーマーのウェアを纏って走るということは「自分を進化させたい」という意思表示であり、より高いモチベーションでトレーニングと向き合うことができます。
僕らの目指すべきところは「自分史上最高」
ランナーの目標はどこにあるべきか。その答えはランナーの数だけありますが、すべてのランナーに共通しているのは、過去の自分を超えていきたいということ。弱くなりたいと思って走るランナーは1人としていないはず。だから、僕らの目指すべきところは「自分史上最高」の状態。
もちろん歳を重ねることで筋力は落ちていきますし、若かった頃の自分を追い越すことは簡単なことではありません。でも大事なのは結果ではなく過程。自分を進化させるという信念を持って日々のトレーニングを積み重ねることで、僕らはいつでも「自分史上最高」を目指せます。
ただ日々のトレーニングで、常に自分を追い込める人は少なく、そしてランニングに関していえば、毎日ハードなトレーニングをする必要はありません。自分を限界まで追い込むポイント練習とリラックスして走るジョグの組み合わせが基本で、ポイント練習は週2回程度しかできません。
このポイント練習に高い集中力で挑むことが、自分史上最高に到達するための必須条件になります(もちろんジョグも大切ですが)。淡々と決められたトレーニングをこなすのではなく、気持ちの入ったトレーニングを積み重ねる。その先にアスリートとしての成長があります。
集中力を高めるのには「戦う気持ち」が重要
トレーニングで集中力を高める、気持ちの入った練習を行う。アスリートの多くがそのモードに入るための儀式を持っています。モチベーションの上がる音楽を聴くというアスリートもいれば、座禅などで精神統一をするアスリートもいます。
その儀式のひとつに「戦うための服に着替える」という考え方もあります。ポイント練習用のウェアを決めておくことで、それに着替えることで気持ちのスイッチが入るわけです。このウェア選びで、メーカーのブランドコンセプトが重要になってきます。
例えばポイント練習では自分を超えていくメンタルが求められますので、伝統を重視するブランドコンセプトのウェアではなく、最後のひと踏ん張りを効かせるために「TO MAKE ALL ATHLETES BETTER(アスリートを進化させる)」を掲げているアンダーアーマーを纏う。
アンダーアーマーのウェアは気持ちを上げるのに最適な選択です。アンダーアーマーはインナーウェアを得意としてきたこともあり、ランニングウェアもフィット感が高く、着ているというよりも「装着している」感じが強く、戦闘モードに入りやすいという特徴があります。
高いモチベーションでトレーニングと向き合うことができ、最後の追い込みまで自分に甘くなることなく高い負荷をかけられる。結果的に他のウェアを着るよりも、高いトレーニング効果を得られるというわけです。最後までやり抜く強い意志を維持したい。アンダーアーマーのウェアはそんな想いを支えてくれます。
ウェアでオンとオフの切り分けをしよう
ランナーに限らず、すべてのアスリートに求められるのはトレーニングと休養のバランスです。厳しいトレーニングをするだけでは成長はなく、追い込むトレーニングをしたら、体に回復を促すために積極的なリカバリーとして体をリラックスさせる必要があります。
トレーニングモードとリカバリーモードの切り替えをするときに、おすすめなのがウェアを変えること。オンもオフも同じブランドのウェアというのもいいのですが、そうするとメリハリがなくなります。トレーニングモードでアンダーアーマーを選ぶなら、オフはゆったりとした余裕のあるウェアを選びましょう。
そのギャップが大きいほど、トレーニングモードになったときに集中しやすくなります。オフでは自分が最も自由になれるウェアを纏ってください。ただし、だらしなくならないように気をつけてください。リラックスとだらけるのは違います。
オンでは交感神経優位の状態に自分を持っていくためのウェアを選び、オフでは副交感神経優位の状態に自分を持っていくためのウェアを選ぶ。このメリハリがしっかりとしている人ほど、高いトレーニング効果が期待できます。
アスリートの中にもオフはダボッとしたウェアを選んだり、おしゃれにこだわったりする人が多いのも、オンとオフの切り替えを意識的もしくは無意識に大切にしているからです。彼らと同じ領域を目指したいなら、ウェアでオンとオフの切り分けをしてみましょう。
ウェアは自分への投資!妥協せずにこだわろう
ウェアでオンとオフの切り替えをすることが大切と分かっても、ランニングウェアは自分でお金を出して買おうとすると、思った以上に高額で二の足を踏んでしまいがち。だから結局、マラソン大会の参加賞Tシャツを選んでしまうわけです。
参加賞Tシャツだって、走るためのウェアとして機能性だけを考えるならまったく問題ありません。ただ、そのウェアでモチベーションは上がりますか?思い入れがある大会の参加賞Tシャツならまだしも、デザインもいまいちで思い入れもない大会の参加賞Tシャツでは気持ちが盛り上がりません。
それはただの流れ作業のようなもので、1回1回のトレーニングの質を高めたいという思考とは相容れることができません。「自分はこれに賭けている」というなら、ウェアも自分への投資と考えて、最も気に入ったものを纏いましょう。
それがもし1着1万円もするものだったとしても、モチベーションアップに繋がるなら決して高い買い物ではありません。ランニングシューズにはお金をかける人でも、ウェアには無頓着な人が多いのですが、自分に勝ちたいならウェアはこだわりどころです。
自分にとっての勝負ウェアを妥協せずに1セット用意しましょう。そして高い集中力を必要とするポイント練習時に着用してください。そのときにアンダーアーマーを纏い、さらなる高みを目指してみませんか。
アンダーアーマー:https://www.underarmour.co.jp/ja-jp/