マスクだけじゃ防げない!ランナーのための花粉症対策【睡眠環境を整えよう】

今年も花粉に悩まされる季節がやってきました。ただ、ここ最近は季節に関係なく1年中、軽い花粉症になっている人も増えており、屋外で活動するランナーにとっては悩ましい状況になりつつあります。走っているときはよくても、睡眠時になかなか寝付けなくなる人もいますよね。

そこで今回はランナーの花粉症対策の基本となる考え方について、2月10日に開催された「ダイソン花粉対策セミナー」の内容をもとに解説していきます。トップランナーで学生時代は花粉症に悩まされたという大迫傑選手が実践している対策などもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

都会では破裂した花粉が問題になる

花粉症について解説する花粉症原因物質研究の第一人者で埼玉大学大学院教授の王青躍先生

毎年のように多くのランナーを悩ましている花粉。マスクをして花粉対策をしている人もいるかと思いますが、どうもあまり効果が感じられないという人もいますよね。1日マスクをしていれば、花粉を防げそうなのにずっと鼻水が止まらない。

これは都市部で起こりやすい現象です。杉の花粉の大きさは30~40μmくらいで、これくらいのサイズならマスクで体内への侵入を防げます。ところが都市部では花粉がPM2.5などと結びつき、膨張して破裂してしまいます。このとき空気中に花粉のアレルゲンが広がるのですが、そのサイズが0.1μmとされています。

いわゆるPM0.1と呼ばれるサイズで、このくらい小さくなるとPM0.1対応のマスクでないと、フィルターに引っ掛けることができず、ほぼマスクが無意味になります。これが、マスクをしているのに花粉症が軽減されない理由になります。

このサイズはウイルスなどとほぼ同じサイズですので、コロナ禍になってしっかりとしたマスクを着用するようになったら花粉症が楽になったという人もいるかもしれません。いずれにしても、都市部では花粉対策としてはPM0.1対応のマスクが必須ということを覚えておきましょう。

対策しなければ花粉に悩まされ続ける

花粉症はアレルギー反応ですので、発症したらノーガードというわけにはいきません。知らないうちに治っていたということも基本的にはありませんので、すでに悩まされている人は、PM0.1対応のマスクを着用するなどの対策が必要になります。

  • PM0.1対応のマスクを着用する
  • 花粉対策のメガネを使う
  • 花粉の少ないエリアに移動する
  • 鼻の洗浄をする
  • 外出を控える
  • 帰宅したら洗顔とうがいをする
  • 帽子をかぶる
  • 早朝に走る

このような対策をすることで花粉症を軽減できますが、ランナーにとって悩ましいのは、高負荷のトレーニングを行うときにはマスクを使えないという点です。ジョグくらいならマスクを着用してもいいのですが、PM0.1対応のマスクはさすがに酸素摂取量が不足するので、完全にノーガードになります。

コロナ禍になり増えてきたスポーツ用マスクだと、微細花粉を止められないので花粉症対策としてはNG。ですので本格的なトレーニングをするという場合には、ある程度花粉を取り込んでしまうのは避けられません。できることがあるとしたら、花粉が少ない場所を選んで走るくらいです。

理想は海外ですが、国内なら北海道や沖縄が理想。ただコロナ禍ですし練習のたびに遠方に行くわけにもいきません。有効なのは都市部を離れることと1000m以上の高地を走ること。1000m以上の高地を選べば自然と都市部から離れられるので、週末の走り込みはそういう場所に移動するのがおすすめです。

河川敷なども花粉が舞い上がりにくいので有効ですが、河川敷はブタクサなどの花粉が多く、人によっては花粉症がひどくなることもあります。河川敷のランニングコースを走ってみて、調子が悪くなるようなら別の場所に移動しましょう。

あとはできるだけ早い時間に走ることです。花粉は日中に放出されるので、早朝は花粉が少ないので昼間や夕方に走るよりはマシです。ただし都市部は花粉がアスファルトの上に残っており、通勤時間がスタートすると車によって花粉が舞い上がってしまいます。できるだけ交通量の少ない場所を選んで走りましょう。

大迫傑選手の花粉対策と睡眠環境の重要性

学生時代には花粉症に悩まされていたという大迫傑選手

日本を代表するトップランナーの大迫傑選手も、学生時代にはひどい花粉症に悩まされていたそうです。練習をしているときには気にならなくても、走り終えて戻ってきたら、花粉症がひどくて寝付けないという日もあったそうです。

当時から徹底していたのが、花粉を室内に持ち込まないということ。外から戻ってきたときには玄関で着替え、すぐにお風呂にはいるなどの対策をされていたとのこと。そして、何度も強調していたのが「睡眠の重要性」です。

とにかくしっかり寝ること。トレーニングも食事も重要なのはあたり前ですが、質の高い睡眠のために環境を整えているとのこと。花粉対策として空気清浄機を使うのはもちろんのこと、冬場は加湿して程よい湿度を保つことを重視。

ちなみにアメリカで暮らしているときは、それほど花粉に悩まされることはなかったそうです。アメリカに花粉がないわけではなく、現地育ちの選手の中にはひどい花粉症になっている人もいたそうで、花粉の種類が違うのかもしれないとのこと。

いずれにしても大事なのは、自分がアレルギー反応をしめす花粉を近づけないことが大切で、そのうえで質の高い睡眠を意識する。これは私たち一般のランナーでも考え方は同じです。それをどこまで徹底できるかが、花粉症対策では大切になります。

Dysonの空気清浄機を使って花粉症対策&睡眠環境を整えよう

睡眠環境を整える。室内に花粉を持ち込まない。そのために大事なのは空気清浄で、さらに睡眠環境を整えるには加湿も必要ということで、大迫傑選手は自宅にDyson Purifierシリーズの空気清浄機を導入しているとのこと。

Dyson Purifier Humidify + Cool Formaldehyde™とDyson Purifier Humidify + Cool™の空気清浄機は、PM0.1レベルの微粒子を99.95%カットでき、さらに冬は加湿、夏は羽のない扇風機になる1台3役のアイテムで、花粉症対策と良質な睡眠環境に適しています。

Dyson Purifier Humidify + Cool Formaldehyde™がハイグレードモデルでホルムアルデヒドの分解もできるので、シックハウス症候群対策になる1台。価格が約10万円で何とか手が届きそうな範囲です。むしろ10万円で花粉症対策ができ睡眠環境が整うならむしろリーズナブル。

ホルムアルデヒドは気にならないなら、Dyson Purifier Humidify + Cool™。こちらはもう少し安くて9万円台。1万円の差額ならハイグレードモデルを欲しくなりますが、ショップによっては7万円台でグッとお求めやすくなっています。

とにかく花粉をなんとかしたい。せめて自分の家だけでも花粉がない環境を整えたい。大迫傑選手と同じ環境で睡眠の質を確保したい。そんな人はぜひ導入検討してみましょう。公式サイトなら3月27日まで交換フィルターがプレゼントされるキャンペーンを開催中です。

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