日本一早いマラソンレポート「第58回伊東オレンジビーチマラソン2024」

日本一早いマラソンレポート「第58回伊東オレンジビーチマラソン2024」

現在、伊豆高原の宿でお手伝いをしているのですが、週末だというのに冬休み明けということもあってお客さんが少なく、これはチャンスということで、ずっと気になっていた伊東オレンジビーチマラソンの応援に行ってきました。

伊東オレンジビーチマラソンは10kmと5km、そして小学生低学年とファミリー向けに2kmの種目がある大会で、湾岸沿いのフラットなコースを走ることから「これは記録を出せる大会では?」と感じていました。ただ、実際に大会を見たこともないので、来年に向けての下調べも兼ねての応援になります。

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フラットなコースで実力を発揮しやすい大会

すでにお伝えしましたように、伊東オレンジビーチマラソンは10kmと5km、そして2kmの3種目がありますが、大人が走れるのは10kmと5kmのみ。そんな短い距離のために、わざわざ伊豆半島まで足を伸ばすなんて……と思うかもしれませんが、実はこれくらいの距離が旅ランとして1番面白いのかもしれません。

たとえばラン仲間と伊豆高原や伊東に1泊して、前日に海の幸や伊豆高原の大自然、伊東の温泉などを満喫して、翌朝にサクッと走ってから、海鮮のお店で打ち上げして戻るなんてことができます。もちろん都内から日帰りで参加するのもあり。

10kmや5kmといった距離のレースはもちろん全国どこでもありますが、フラットなコースにこだわるとなると実はそれほど多くありません。都内であればどうしても河川敷になってしまい、マラソン大会というよりは練習会に近い感覚になります。

伊東オレンジビーチマラソンは湾岸沿いに位置する国道135号線のバイパスを使うので、ほぼほぼフラット。しかも片側2車線の変則往復レースになるので、ラン仲間やトップランナーとも最大2回すれ違うことができます。

しかも今回は、気温は低いのに雲ひとつない青空だったので、とにかく海がきれい。海を横目に眺めながら走っていたら10kmなんてあっという間に終わってしまいます。しかもスピードに乗りやすいので、自己ベスト更新も狙えます。

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大人も子どもも同じコースで走れるのが楽しい

この大会の魅力はなんといっても、地元のマラソン大会感が強いこと。でも、観光地である伊東らしくて外からやってくる人にもオープンで、遠征組も疎外感を感じることはありません。むしろ地元の人たちとの一体感を味わえるといった魅力もあります。

そして伊東オレンジビーチマラソンでは、10kmのあとに5kmの部がスタートするのですが、折り返し地点の違いから、途中で10kmと5kmが混ざってゴールを目指すことになります。小学生が大人を抜いていくといった、都市マラソンでは見られないレース展開を楽しめます。

ゴール前では子どもに負けたくない大人と、大人を抜き去りたい子どもの意地がぶつかる場面もあり、これぞローカルなマラソン大会の面白さというシーンをあちらこちらで見かけます。58回も続いたマラソン大会ですので、ひとつの文化としてきちんと地元に根づいているのも沿道から感じられます。

5kmと10kmが混ざっても、コース幅が十分に広く、しかも参加者がそれほど多くない(10kmと5kmの定員はそれぞれ1,000人)のもあって、接触の危険もありません。おそらく10kmを40分以内に走るというようなランナーなら、ほとんどストレスを感じることなく走れたはずです。

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ストイックに走りたい人とも相性がいい

伊東オレンジビーチマラソンは最大でも10kmという距離ですので、フルマラソンのようにエイドが充実しているわけではありません。10kmでも地元の名産品などを振る舞っている大会もありますが、大会そのものは昔からある市民のための健康マラソンがベースとなっています。

このため、美しい浜辺の風景以外にはそれほど走っているときの楽しみはありません。沿道の声援も大会会場周辺では盛り上がっていますが、そういう場所でも基本的には知り合いだけを応援するというスタイルです。大会会場から離れると、沿道の応援者はポツポツといるくらい。

そういう意味では、レースそのものはストイックに走りたい人との相性がいい大会になります。もちろん、美しい景色を眺めながらコツコツ走るというのでもいいのですが、やはり伊東オレンジビーチはタイムにこだわったほうが楽しめます。

ですので1回だけ参加というよりは、毎年自分の走力を確認するために継続して出場するというのがおすすめです。1年前と比べて成長したのか、走力ダウンしていないかを確認する。そしてその結果をふまえて、1年の計画を立てるのがいいかもしれません。

特に2月や3月に勝負レースを入れているという人は、ここでの結果がひとつの指標になります。しかも長くても10kmですので、真剣に走ったところでそこまで疲労は溜まりません。日帰りでの参加なら出費もそこまでかからないのも嬉しいところ(高校生以上の参加費:3,000円)。

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新年最初のレースとして家族やラン仲間と遠征したい大会

宿の仕事を手伝っているとわかるのですが、年末年始明けのこの週は伊東や伊豆高原から観光客が激減します。年末年始に家族旅行を済ませているので、多くの宿が閑古鳥が鳴いている状態になり、おそらくその問題を解決するために、伊東オレンジビーチマラソンは始まったのでしょう。

なので、伊東や伊豆高原の宿はマラソン参加者の宿泊を歓迎しており、大会が提携している宿以外でも宿によっては会場まで送迎なども対応してもらえる可能性があります。そんな状況ですので、やはりせっかく参加するなら前泊がおすすめです。

大室山や小室山、城ヶ崎海岸などの観光スポットも人が少なくてゆっくりと観光できますし、人気の飲食店もそれほど並ばずに入店できます。そして何よりも、空気が澄んでいるので所々で見える富士山が美しく、しかも気の早い河津桜が咲き始めるなど春を感じることもできます。

年末年始に旅行したという人は、また遠征するのは難しいかもしれませんが、大会参加費もそこまで高くありませんし、宿によっては観光地でも1泊1万円未満で探せます。それでいてレースは走りやすコースなので、満足度の高い走りができます。

ローカルな大会ですし、関東や東海地方から決してアクセスがしやすいというわけでもないので、二の足を踏んでいる人もいるかもしれませんが、ちょっと気になっていたという人はぜひ来年エントリーしてみてください。私も来年は参加者として自己ベスト更新を目指そうと思います。

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