今年で8回目の開催となった渋谷・表参道Women’s Run。多くの女性ランナーがこの大会に参加することを目標に、日々の練習を積み重ねてきました。渋谷・表参道Women’s Runは男子禁制、女性ランナーだけが走ることの出来る特別な大会です。
始まった当初はファンランとしての色合いが強かったのですが、年々ハイレベルな戦いが繰り広げられ、今年はなんと上位6人が39分を切るタイムでゴールラインを駆け抜けました。
とはいえ、ファンランの要素も強く「初めてのマラソン大会」という人を積極的にサポートしているのも渋谷・表参道Women’s Runの魅力のひとつです。10kmの参加枠5000人のうち、1900人が大会デビュー枠として用意されています。
マラソン大会はどうしても男性が多くて、小柄な女性はスタート時の圧迫感に耐えられないという人もいるとおもいます。でも渋谷・表参道Women’s Runなら、スタートラインに立っているのはすべて女性ですので安心して走ることができます。
そして何よりも、表参道や渋谷といった、普段は走ることのできないコースを自分たちが走るためだけに解放されている特別感が気持ちいい大会でもあります。見慣れた表参道も車道から眺めると、また違った景色として飛び込んできたはずです。
レースの楽しみ方も十人十色。真剣に1秒を削ろうとする人もいれば、仲間と仮装を楽しむランナーもいます。すべての参加者に共通しているのは「走ることが好き」だということです。
好きの形はそれぞれ違いますが、ストイックになるだけではなく、自分を表現するためのランニングが渋谷・表参道Women’s Runにはあります。
男性ランナーはどうしても「自己ベスト更新」ばかりに気持ちがとらわれがちですが、ここには小さな子どものように、お気に入りのウェアを身にまとって、無邪気にランニングを楽しむ女性の姿があります。
メイン会場では女性ランナーのためのブースがいくつも並んでいます。ぽかぽか陽気の中で、思い思いにアフターレースを楽しむことができるのも渋谷・表参道Women’s Runならではの光景です。
ファンランで走っても、10kmというのは決して短い距離ではありません。ほどよい疲労感と10kmを走りきった高揚感。まだまだ走っていたいという気持ちを持ったまま帰路についた参加者も多かったはず。
きっとここで大会デビューを果たした1900人の女性ランナーの中から、来年の東京マラソンを走る人も出てくるのでしょう。そうなると、もうランニングの魅力からは逃れることはできません。
普通の女性が1人のマラソンランナーへと変わっていく。渋谷・表参道Women’s Runはそんな瞬間がたくさん詰まったマラソン大会です。
マラソンを始めてみたいけど、きっかけがないと始められないという人はぜひ来年の渋谷・表参道Women’s Runを目標にこの春から走り始めてみませんか?来年も大会デビュー枠が用意されるかと思いますので、これまでマラソン大会に出たことのない人にとてもおすすめです。
渋谷・表参道Women’s Run
http://womensrun.jp
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