【街ラン×ambie】東京を感じられる音楽に包まれながら銀座線ランしてみた

東京は思った以上にコンパクトな街で、山手線1周は約42kmでフルマラソンくらいの距離しかありません。それを横切る地下鉄の路線だと距離はもっと短くなり、銀座線は路線延長が14.2kmしかありません。渋谷から浅草までが14.2kmで東京のど真ん中を走る。これって楽しそうじゃないですか。

それに気づいてしまったら走らないわけにはいきません。普通に走れば2時間程度で走りきれるので、早朝に都内で用事があったので、それを済ませてから渋谷駅に向かい、ambie「sound earcuffs AM-TW02」で東京を感じられる音楽を聴きながら意気揚々とスタートしました。

目次

東京の秋を感じながら走れる青山エリア

銀座線のスタートは渋谷駅。渋谷は魔境と呼ばれるくらい複雑化しているのですが、ありがたいことに銀座線は地上駅で、ヒカリエに向かえばすぐに見つけられます。こちら側は渋谷でも比較的落ち着いたエリアで居心地がいいのですが、これから走りに行くということで後ろ髪を惹かれながら走り出します。

そしていきなり目の前に現れる宮益坂。体がまだ温まっていない状態で、銀座線ラン最大の上り坂を駆け上がります。「関東平野」のイメージから、東京はフラットだという印象を持たれがちですが、渋「谷」という文字からもわかるように、変化に富んだ地形になっています。

宮益坂を上がれば、そこからはおしゃれでお馴染みの青山エリア。まずは岡本太郎さんの「こどもの樹」が出迎えてくれます。そこから少し走れば、もう2番目の駅である表参道駅に到着します。銀座線は約14.2kmしかないのに、19駅もあり、1区間あたり平均で約800mしかありません。

表参道も落ち着いた雰囲気で好きな場所のひとつですが、ランニングの格好をしていると異分子感が強すぎるので、逃げるように駆け抜けます。外苑前駅から少し横道にそれると国立競技場に行けるので、仲間と街欄するときは寄り道するのもいいかもしれません。

ただ今回最大のポイントはイチョウ並木。まだ緑色が残っている状態でしたが、外国人を中心に多くの人で賑わっている人気スポット。ambie「sound earcuffs AM-TW02」ってこういう風景に溶け込みやすく、槇原敬之さんの「遠く遠く」を聴きながら、東京にいるのだということを実感。

誘惑が続く新橋・銀座エリア

イチョウ並木を過ぎると青山一丁目駅。進行方向左側には赤坂御所、豊川稲荷があるのですが、ここからしばらくは人も少なく走りやすいエリアになります。赤坂御所を通過したら下り坂になり、赤坂見附駅で大きく右に曲がります。

ここから新橋までは霞が関の裏側になるのもあって、銀座線の中でも最も地味なエリアかもしれません。でも首相官邸も見ることができますし、虎ノ門遺趾などもあって、地味に東京を感じることができます。ここではKANさんの「東京ライフ」を流します。

少し閑散とした道と切ないメロディーにグッっときたところで新橋駅を通過。ここからは一気にペースが落ちます。人が増えるというのもあるのですが、新橋から銀座にかけてはアンテナショップが多く、寄り道をしたくなるわけです。

今回立ち寄ったのは「とっとり・おかやま 新橋館」。カニのお弁当を手に取りかけましたがそこは我慢。手軽に食べられる「白バラコーヒーシュークリーム」が1割引だったので、お得にゲットしておやつタイムに。

街ランは関門も制限時間もないので、こうやって寄り道も休憩も自由にできるのが魅力。ただ、このエリアは本当に誘惑が多くて危険です。銀座にいたってはアンテナショップだけでなく、人気のお店がいっぱいあるので、ここは欲望との戦いになります。

活気あふれる秋葉原・上野エリア

なんとか銀座を通過して日本橋に到着。「すべての道は日本橋につながる」と偉い人が言ったかどうかは知りませんが、ここは五街道の起点。東海道もここからスタートになります。ここで気分を変えるために、ambie「sound earcuffs AM-TW02」のカバーを変えてみました。

ここまでは白色のカバーでしたが、ここからは少し目立つ黄色に。こんな感じに簡単に雰囲気を変えられるのがambie「sound earcuffs AM-TW02」の魅力のひとつ。

ただ、ここでとっても悲しいことが発覚。日本橋でランチをしようと思っていたお店が土日はお休み……それを楽しみにここまで走ってきたので、空腹も相まってモチベーションが一気に低下。たった14kmを走る途中にランチ?と思うかもしれませんが、街ランはすべてが自由なんです。

途中で買い物をしてもOK。なんだったらビールを飲んでも問題ありません(1杯くらいならね)。そういう意味では銀座線ランをするときに、ぜひ寄り道してもらいたいのが、上野広小路駅の裏側にあるアートスポーツ本店。

名前は知っていても、なかなか立ち寄らないという人も多いかと思います。買うものがなくても、スタッフが厳選して揃えたランニングアイテムを見ているだけで楽しいので、定期的に訪れている人も、行ったことがない人もぜひお立ち寄りください。

せっかくならアメ横を歩いてみるのもいいかもしれません。秋葉原から上野にかけてのエリアは活気があふれていて、走りづらいものの、通過するだけで元気になれます。気がついたら財布が軽くなっている可能性があるので注意が必要ですが。

浅草をゴールすると走り終えてから楽しみ放題

上野駅でも少し寄り道をして、上野公園の西郷さんに会ってきました。春なら花見をするのもいいかもしれません。この時期なら紅葉も美しいのですが、空腹感を隠しきれなくなって、上野の名店「晴々飯店」へ。

ここは本格的な味付けの中華料理を楽しめるお店で、人気メニューは麻婆豆腐。ランチタイムは定食になっていて1,000円以下で食べられるということもあって、行列ができていることも。

晴々飯店で麻婆豆腐定食をいただいて、ここからはラストスパート。とはいえ満腹なので、お腹が落ち着くまではウォーキングでしたが。上野から浅草まではほぼ直線で、その途中にはかっぱ橋道具街もあって、こちらもおすすめの立ち寄りスポット。

ランチで時間をとってしまったので、かっぱ橋で器を探したい気持ちをこらえて浅草に向かいます。そして程よい疲労感でゴール。さすがにこの距離では達成感もありませんが、普段のジョグとは比べ物にならないくらいの満足感。

そして何よりも、浅草がゴールなので楽しみ方がいくつもあります。仲見世通りを練り歩くのもいいですし、隅田川まで足を伸ばして日向ぼっこするのもあり。私は櫻坂46の「TOKYO SNOW」をリピート再生しつつ、浅草の空を見上げながらちょっとだけ散策してきました。

寄り道もたくさんして、ランチまで食べたので、とても14.2kmとは思えないようなペースになりましたが、こうやって自分の足で移動できるのもランナーだからできること。そして、マラソンじゃないから時間も自由で、なんだったらゴールしなくてもいいわけです。

速く走るだけがランニングではありません。銀座線ランをすれば、きっと走る楽しさ、走れる喜びを見つけられるはずです。東京が最も美しくなるこの季節に、ラン仲間を誘って、東京の街をゆっくり走ってみてはいかがでしょう。もちろん、ambie「sound earcuffs AM-TW02」で音楽を聴きながら、東京の街を1人で走るというのもおすすめです。

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