RUNNING STREET 365の重松です。
ラン仲間が東京マラソンに当選したということで、東京マラソン落選組は昼間っからやけ酒を飲もう当選したラン仲間の応援をしようじゃないかということに。
「でも東京マラソンは4万人近く走るのに見つけられるの?」
応援に行ったけど見つけられなかったというのは、東京マラソン応援あるあるです。
いや見つけられなくても楽しくお酒を飲めれば……という本心はひた隠し、なんとかならないかと考えたわけです。
「現在地のわかるGPS端末があれば、いいんじゃないの?」
そう考えたわたしたち飲ん兵衛は、わさびの用心棒でおなじみの「匠ぷらす」さんが提供するGPS端末レンタルサービスを利用することに。
ものすごい不純な動機であることは否めないものの、あたり前の応援をしてもつまらないじゃないですか。
GPS端末があるからこそできるマラソン応援の新しい形を紹介したいという想いと、ただ楽しく応援したいという想いを込めて、東京マラソンを走る3人のランナーに端末を持ってもらいました。
端末が届いたがスタート前にトラブル発生!
匠ぷらすさんから届いたGPS端末はわりと小さめ。
ウエストポーチがあればそこに入れて走ることができるサイズです。
サブ3を狙うようなトップランナーにはちょっと邪魔に感じるかな……でも一般的な市民ランナーならそれほど気にならないかな。
もともとマラソン用に作られたわけではないので、防水機能がないためジップロックに入れて持ってもらいます。
借りたセットの中には充電器なども揃っています。
端末を早めに返したかったため、充電器の回収ができなかったりするのを避けて、満充電にした端末だけをそれぞれのランナーに預けました。
ところが東京マラソン前日にトラブル発生!
端末のひとつが何かの拍子に電源が入っていたららしく、確認してみたら電池の残量が13%……やばい。
フル充電で24時間もつと言われていたので、13%なら計算上は3時間7分でGPSの電源が落ちることに。
GPSを掴んでもらうために、スタートの30分前には電源を入れてもらいたいところ。
しかもかなり後方のブロックなのでスタートまでに30分かかると考えると、実質の測定時間は2時間7分。
残りの電池で走ってもらうには、女子の世界最高記録を軽く上回るペースで走ってもらうことに。
そう言えば目標は5時間20分って言ってたな……。
仕方がないので泣く泣く始発に乗り込み、スタート前の新宿で合流しました。
モバイルバッテリーで荷物預けまでの間に充電し、結果的には満充電にできたので、途中で居場所がわからなくなるという事態だけは回避。
その後、もう1人ともスタート前に合流して、GPS端末のスイッチをいれます。
最初から当日の朝に渡せたんじゃないか?
そんな作戦ミスを悟られないように、スタート前不安だろうから応援にやってきたというような顔でみんなを見送ります。
端末は電源ボタンを長押しするだけで起動するのですが、ボタンを押しても起動しているのかちょっと分かりにくく、機械に弱い人にいろいろお願いするのは失敗のもと。
この端末なら、今回のように操作に慣れた人が直前に渡してあげるのがベストかもしれません。
号砲後に全員の端末が正常起動しているのを確認し、スタートを見送って、今回の個人的メイン会場とするつもりの浅草橋に移動。
ようやくそこから本来の予定通りのスケジュールです(トラブルがなければあと2時間寝れたのに……)。
GPS端末を使って位置確認をしながら応援
東京マラソンの新コースは浅草橋周辺で応援すれば、ほとんど移動せずに3回も応援でき、少し足を伸ばせばもう少し違う場所でも応援できます。
銀座に次いでかなり便利な応援スポットです(居酒屋さんが多いのも嬉しいところ)。
とりあえず浅草橋の沿道で、他のラン仲間とともに3人がやってくるのを待ちます。
GPS端末の発信回数を6分に1回に設定してもらっていたのですが、6分も時間があると1km近く進みます。
なおかつ端末がGPSをきちんと拾えなかったときは、マップ上の位置が動かないため、スマホのマップ上で表示されているのが12分前の位置だったということも。
これが今回の企画で最大のミスでした。
GPS端末はデータ送信のサイクルが短くなればなるほど、通信回数が増えて端末の電池がもたなくなります。
今回は念のためにと24時間も起動できるように設定してもらったことが裏目に出た形です。
電池の持ちが悪くても、3分感覚で位置情報を出してもらうようにすべきでした。
というのも東京はビルの間を走るため、GPSの信号をうまくキャッチできない場所がいくつもあります。
欲を言えば1分毎に位置情報を知りたいというのが応援する側の心理。
GPSがない人はずっと待っている上に、見つけられないということがあるくらいですから、GPSに頼りすぎてる自分が悪いんですが……。
それでもなんとか無事に3人を見つけることができ、そこからはお待ちかねのビールタイム!
すでにランチタイムになっていたのもあって、冷麺が美味しいと評判のサンムーン浅草橋店へ。
本当は磯丸水産でがっつり飲みたかったのですがすでに満席。
みんな考えることは同じようです。
GPSで位置情報を確認しつつ、キムチをつまみにビールで乾杯!
いや、昼間っから飲むビールの美味しいことといったら……。
いつやってくるのか分からないと、ずっと沿道で待っているしかないのですが、まだやって来ないことがわかる安心感は素晴らしい。
美味しい冷麺を堪能しつつスマホチェック。
そろそろ最初のラン仲間が浅草橋に戻ってきそうということで、とりあえずお店を後にしてコース上に復帰です。
ところが……。
お店を出て確認したら、最初にやってくるはずのラン仲間が、すでに応援している場所を通り過ぎているではないですか。
見逃したものは仕方ないとして、そのまま気づかなかったことしようかと思ったのですが、「あとでコース上で渡して」とエネルギージェルを預かっていたのを思い出して、わたしは後ろから追いかけます。
コース上のランナーは1kmを7分くらいで走り、路上のわたしは人を避けながら1kmを6分のペース。
走れど走れど追いつきません。
飲んだビールをすべて汗に変えて、必死で2.5kmほど走ったところのエイドでなんとか追いついたものの、ジェルはいらないとのこと。
え?
いや、まぁ、そうね、そういうこともあるよね……。
気を取り直して浅草橋に戻ります。
後ろからやってくる2人の位置をチェックして、そろそろやってきそうだなというタイミングでコース近くで待機。
もう近くまでやってきているとわかっていれば、待ち時間のロスを減らせるので、かなり効率的に応援できます。
ただ、GPS端末を3人に持ってもらったことで、「全員の応援をしたい」という思いが生まれて結果的にはずっと沿道にいることに。
それでも。あと10分以上は来ないから、ちょっとコンビニ行ってくる。ちょっとトイレに行ってくる。
そういう使い方ができるのはかなり便利です。
以前ウルトラマラソンの走ったときに、仲間がゴールで待っててくれたのですが、「まだ来ないはず」と仲間の1人がトイレに行ったタイミングでわたしがゴールしてしまうことがありました。
6分間隔とはいえ、落ち着いて確認すれば、どれくらいの時間の余裕があるかくらいはわかりますので、それは本当にありがたい。
浅草橋での応援を終えて、今度は田町へ移動。
田町周辺は1年前の東京マラソンでは応援が少なかったエリアですが、今年は後半に走ることになっていることもあり、沿道には多くの観客が駆けつけています。
こんなに人がいて見つけられるの?
ちょっとばかり不安になりましたが、ようやくGPSの6分間隔更新にも慣れ、ある程度の予想を立てて準備できるようになったこともあり、ここでも無事3人を確認できました。
1人は道路の中央側を走っていたため、声が届かなかったようですが。
待ち時間を利用してコンビニでお酒を買うことも忘れません!
お店に入る余裕がなかったのが残念ですが、タイムが違う3人を応援しているとこれは仕方ないこと。
田町手前はビルの間を走るので、GPS電波をつかめずに現在地の更新が滞りがちだったのも、お店に張らず、余裕を持って沿道に出ておこうという判断になった理由のひとつ。
GPSだけに頼らずに、「何分前にどこにいるか」から、そろそろ来るかもという判断材料に使えば、目の前の通過を見逃すことがないのは本当に便利。
欲をいえば、やっぱり更新間隔を短くしてもらうべきだったということ。
もしこれから利用するという人は、マラソンの応援用なら3分間隔で設定してもらいえば確実です。
スピードのある1km4分台で走るような人だと、6分あれば1km以上の距離を走ってしまいますので、気がついたら通り過ぎてたなんてこともありえます。
田町からゴール前に移動して、最後の応援をして東京マラソン応援ツアーは終了しました。
GPSを使った応援を終えての感想
GPSを使ってゆっくり応援しようという企画だったはずが、気がつけばGPSを活用してできるだけたくさん応援しように変わっていました。
東京マラソンは4万人近いランナーが走り、応援に行っても見つけられないことがよくある大会で、今回GPSを使ったことで、少なくともそれぞれ4回ほど応援できたのはちょっとすごいことです。
そしてGPS端末が最大に力を発揮したのが、ゴールしてから着替えて日比谷公園を出てくるまでの時間
ゴール後はなかなか連絡が取れなかったのですが、GPS端末があるので、日比谷公園内ににいることだけは確実にわかるので、安心して待つことができます。
このGPS端末はこの安心のために使うのが、本来の正しい使い方。
マラソン応援に利用するには少しの慣れと、便利に使うための設定などをもう少し詰めていく必要があるかもしれません。
それでも、GPS端末があるのとないのとでは、マラソンの応援がまったく変わりますし、何よりもマラソン中に応援したい人と会える確率が格段にアップします。
こういう端末をゲストランナーに持ってもらったりすると、マラソン大会の面白さが変わってくるかもしれません。
もちろん普通の市民ランナーでも、多くの人が応援してくれることがわかっている会社の社長さんや、多くのファンが居る仮装ランナーさんなどは、GPS端末を持つことで現在地を多くの人に知ってもらえるというメリットもあります。
ぜひ一度、匠ぷらすさんのGPS端末レンタルサービスを活用して、マラソン大会などで現在地を仲間に知ってもらいながら走ってみましょう。
マラソン大会でもGPS端末の使い方の可能性は無限にある。
そう感じさせてくれることになった今回の企画。こんな便利なものがあるよということを知っているだけで、きっと何かのときには役立つはずです。
匠ぷらすGPS端末レンタルサービス:http://www.takumigps.com
匠ぷらすGPS端末レンタルサービス詳細
匠ぷらすGPS端末レンタルサービスは、学校での修学旅行や校外学習中に学生に持ってもらったり、トレイルマラソンの選手サポート用に使われたりした実績があります。
今回のように「自分の居場所を知ってもらう」イベントなどに最適なアイテムですので、こんなふうに使えないかなというようなアイデアがあれば、まずは匠ぷらすさんに相談してみましょう。
匠ぷらす連絡先
電話 | 072-941-1980 |
FAX | 072-941-1979 |
info@takumiplus.com | |
商品サイト | http://www.takumigps.com |
利用料金(税別)
1日間 | 3000円/日 |
3〜5日 | 2500円/日 |
10〜15日 | 1700円/日 |
30日 | 1200円/日 |
配送料は送ってもらうときは着払い、送り返すときは発払いです。
●1台当たりのレンタル代金が10,000円以上で配送料無料
●30台以上または30日間以上レンタルの場合は別途見積
●レンタル代金単価は、1日につき1台あたり(表示価格は税別単価)
破損、紛失
機械代全額負担+SIM契約料3000円+1ヶ月分の通信費、管理画面(ezf)使用料2000円が掛かります。
故障
利用者責の場合は機械代金全額負担。その他は故障端末をメーカーに確認してその後の対応となります。
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