初めてでも迷わない!初心者向けGPSウォッチの選び方

最近ランニングを始めた人は、ストップウォッチ機能だけの腕時計や、スマホのアプリなどを使っているかと思います。でもマラソン大会に出ると、自分のペースが分からずに「調子がいいかも」とオーバーペースになることも。

周りのラン仲間に相談したら「GPSウォッチを買うといい」とアドバイスされたものの、種類が多すぎてどれを買っていいのか迷いますよね。決して安い買い物ではありませんので、慎重に選びたいところです。

ここではそんなGPSウォッチ選びで迷っている人のために、どのようにして選べばいいのか、分かりやすく説明します。

目次

高級モデルと安価なモデルはどう違うの?

GPSウォッチを調べていると、5万円以上するようなモデルと1万円台で買えるようなモデルがあって「どこが違うんだろう?」と不思議に感じますよね。GPSで計測できればいいだけなのに、1万円のモデルはちゃんと計測できなかったりするのでしょうか?

GPS計測に関しては、高級モデルと安いモデルでそれほど違いはありません。高級モデルのほうが参照している衛星の数が多かったりしますが、古い高級モデルと新しい安価なモデルなら、安価なモデルのほうが精度が高かったりします。

市販されているGPSウォッチでは、それほど極端な精度差はありません。その証拠に、ほとんどのメーカーがGPSの精度についてはアピールしなくなりました。それでも精度が気になるという人は、GPS/GLONASS/みちびきの3種類の衛星に対応しているモデルを選びましょう。

一般的にGPSと呼ばれているのは全地球測位衛星システムのことで、アメリカの衛星がGPS、ロシアの衛星がGLONASS、そして日本の衛星がみちびきです。この3種類を使っていれば、精度の心配はいりません。

では高級モデルと安価なモデルは何が違うのか。この2つの大きな違いはトレーニングサポート機能がついているかどうかだけです。もちろん細かい部分ではそれぞれに特徴がありますが、価格帯が上がるほど高度なトレーニングサポート機能がついています。

いくつものメーカーからGPSウォッチが発売されていますが、各メーカーが力を入れているのも、独自のトレーニングサポート機能です。これが必要なのかどうかによって、選ぶべきGPSウォッチが変わります。

トレーニングサポート機能って何が出来るの?

GPSウォッチの価格に影響するトレーニングサポート機能。それではその機能を使うとどんなことができるようになるのでしょう。

・ランニングフォームをチェックできる
・トレーニング負荷のチェックできる
・コンディションのチェックできる

高価格帯のGPSランニングウォッチでできるのはこの3点です。別売りのセンサーを使うことで、ランニング中の上下動やブレなどをチェックできるというのが、最近のトレンドです。

以前からある機能としては、心拍数などを計測しながらのトレーニング負荷が確認できます。これにより高度な心拍トレーニングができ、追い込む練習やリカバリーなど、メリハリのある練習ができるようになります。

さらに、目標設定をすることで、それに合わせてトレーニングメニューを組んでくれるサービスなども請けられます。

最新のモデルですと、体のコンディションも分かるようになっています。詳しい説明は省きますが、これによってオーバートレーニングを防ぐことができ、無駄のない効率的な練習が可能になります。

ここまで説明しましたが、もし将来的にサブ3やサブ3.5を目指すのでなければ、これらの機能はいりません。

GPSウォッチも長く使っているとスマホと同じように電池がヘタってきますので、数年後には買い替えることになります。そういう意味では最初の1台としては、このような機能はなくても問題ありません。

むしろサブ3で走るようなランナーでも、これらの機能を使いこなしている人は、ほとんどいません。

初めてGPSウォッチを選ぶときのポイント

それでは、初めてGPSウォッチを選ぶ人は、どのような点に注意して選ぶべきかご紹介します。

・連続稼働時間が完走予想タイム+1時間
・心拍計測機能付き

初めて選ぶときは、これだけ気にしておいてください。まず大事なのはフルマラソンの完走予想タイム+1時間は電池がもつものを選びましょう。とはいえ、これをクリアしていないGPSランニングウォッチはほとんどありません。

念のために、どれくらいの稼働時間なのか見ておきましょう。基本的には6〜7時間使えればOKです。

ただし、ウルトラマラソンを走る可能性がある人は、稼働時間はできるだけ長いものを選びましょう。完走予想タイムによりますが、14〜15時間は稼働してもらいたいところです。

しばらくウルトラマラソンを走る予定がない人は、稼働時間はそれほど気にしなくてもかまいません。

これに加えて、最近のトレンドである心拍計測機能が付いているものを選びましょう。胸バンドではなくGPSウォッチ本体で計測できるモデルにしてください。胸バンドでの計測のほうが正確ですが、面倒になって使わなくなります。

心拍計測機能なんていらいないよと思うかもしれませんが、この機能はいずれ欲しくなる可能性がとても高いので、付けておくようにしましょう。

初めてのGPSウォッチを選ぶ場合は、これだけで十分です。あとは見た目で好みのものを選びましょう。

初めてのGPSウォッチとしておすすめのモデル

選び方は分かったけど、実際にどれが上記に該当するのか分からないという人のために、初めてのGPSウォッチとしておすすめのモデルをご紹介します。

GARMIN(GARMIN)

ForeAthlete 35

ForeAthlete 235

vívosport® Slate


ForeAthlete 235がスタンダードなモデルだと考えてください。おすすめはForeAthlete 235ですが、機能面で言えばForeAthlete 35で十分です。vívosport® Slateはランニングウォッチではありませんが、活動量計としても利用できるのでおすすめです。

EPSON(エプソン)

J-50


エプソンで心拍計測機能付きの最安値モデルがJ-50です。やや高機能なモデルですが、価格も2万円台ですのでコストバランスが優れたランニングウォッチです。

POLAR(ポラール)

M200


シンプルなランニングウォッチが好きだという人におすすめなのが、ポラールのM200です。一切のムダがなく、それでいて心拍計測機能付き。価格も1万円台で購入できる上に、バンドの交換ができるため、その日の気分で色を変えることができます。

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