以前の記事「新年から大阪から伊勢神宮までおみくじを引きに走ってきた」で実はスタートからFLOPEEZEオリジナルを履いていました。大阪から伊勢神宮まで170kmなので最後まではもたないのは明らかです。ただ少なくともフルマラソンの距離はすでにクリアしているためそこからどれだけ走ることができるかの実験でした。
ゆっくり走ればやぶれない?
埼玉マラソン(フルマラソン)を4時間以内で走っても穴が空かなかったFLOPEEZEですがそれなりにボロボロにはなりました。ボロボロになった理由は地面との摩擦がスピードをつけたことにより大きかったからと判断したわたしは「ゆっくりならもっと持つはず」という仮定を立てました。
結果的にはその「ゆっくり走る」がアダになり、60km地点で踵部に穴が空いてしまいました。埼玉マラソンでは踵部のすり減りがほとんどなかったこと、普段の超長距離ではランニングシューズでも100kmもいかないうちに踵部がすり減ることを考えると、ゆっくり走ったためにFLOPEEZEがダメになったという結論になりました。
FLOPEEZEは布製なので正面からの衝撃には強いのですが、摩擦のように擦る衝撃には非常に弱い作りになっています。足が元気なうちはすり足にならないように気をつけていましたが、1日50kmも走ると走り方はどうしてもすり足になります。
52kmは余裕でクリアした翌日に穴
170kmの旅ランで初日の走行距離は52kmでした。この時点でFLOPEEZEに大きな異変はありません。きっとこのあと30kmは走れるだろうなと思っていました。
ところが2日目に10km走ったところで踵部の穴です。理由としては初日の疲労から足が完全にすり足になっていたのでしょう。初日に暗峠という難所を走った影響で体が思うように動かない朝でした。
やはりすり足になたということが最大の失敗ですが、100kmを超える距離を走るにはどうしようもないことです。FLOPEEZE自体はまだまだポテンシャルがあるのに走者がそれを引き出せていないという結果でした。
FLOPEEZEを補強するというアイデア
それでもFLOPEEZEが最高の裸足系シューズであるという事実は変わりません。でも60kmでダメになるたびに買い換えるのは賢くありません。ちょっとした補強で長持ちさせることができるならやってみる価値はあります。
まず考えるのはすり減りやすい指の付け根と踵部の補強です。破れに強い布状のものを貼り付けるか、ボンドのようなものでしっかりと固めてしまうかのどちらかです。固めてしまうとFLOPEEZEの良さが減るので現実的には布状のものになります。
あとは走っているときに踵がずれるのでその部分も補強というよりは追加工が必要になります。ある程度は履き方で回避でいるのですが、もしかしたらサイズをひとつ小さくするという選択肢も考えなくてはいけません。
まとめ
ハダシストが愛したサンダル「FLOPEEZE」は60km以上の耐久性があることがわかりました。ただしこれは「まだ60km」であって実際のポテンシャルはまだ高いように感じています。
もう少し走りを改善していつかは100kmをFLOPEEZEでクリアを目指します!