東京坂道ラン!東京の坂道を1日でいくつ走れるか挑戦してみた(上野編)

東京の坂道を1日でいくつ走れるかの第3弾として、気温が35℃を上回る灼熱の真夏に上野を起点に走ってきたので、今回も写真中心にレポートしていきます。

過去の東京坂道ラン
東京坂道ラン!東京の坂道を1日でいくつ走れるか挑戦してみた(東京編)
東京坂道ラン!東京の坂道を1日でいくつ走れるか挑戦してみた(新宿編)

3回目の開催は8月26日。夏も終わりになると予想していたのですが、2018年の夏を舐めていました。この日の最高気温は35.4℃でしたので、アスファルトの路面はさらに熱されていたはずです。

今回のスタート地点は上野駅です。まず、ここで判断を誤っています。8時からのスタートと決めていたのですが、少し早くに到着したのでルートを考えていたら、どうやらこの日に墨田区の坂を制しておく必要があることに気づきました。

そうなると上野→浅草→墨田区→上野というルートを取ることになります。スタートを墨田区にしておけば、片道分の無駄を省くことができたわけです。とはいえそれもすでに後の祭りです。

とにかく午前8時、私は上野から浅草に向かって走り出しました。

浅草寺

浅草寺

坂道とは関係ありませんが、まずは浅草寺で1日の安全を祈願します。旅ランを楽しくしてくれるかどうかは神様仏様の気分次第。素敵な1日になるようにお願いしておきました。

天狗坂

天狗坂

この日、最初の坂となったのは待乳山聖天の敷地内にある天狗坂です。坂ですが階段ですね。江戸時代には隅田川が一望できたということ。天狗坂から向かうのは墨田区唯一の坂である地蔵坂。

地蔵坂

地蔵坂

地蔵坂の立て看板はありませんが、ここは地蔵坂通りという名前もついていて、子育地蔵堂まであります。坂道という雰囲気はありませんが、かつては隅田川の土手があったので、今よりもしっかりした坂があったのでしょう。

言問団子

言問団子(ことといだんご)

あまりの暑さにまだ2坂しか走っていないのに、はやくももぐもぐタイムです。せっかくの下町ですので、それっぽいものということで言問橋のたもとで言問団子をいただきました。

食べログ:言問団子

こんな上品な団子があるなんて、これまで知りませんでした。こういう出会いがあるから東京坂道ランは面白い。東京で食べたお菓子の中でおそらく5本の指に入るくらい美味しいのですが、残念ながら日持ちがしないお菓子。

ここからは上野に向かってひたすら走るだけです。途中、かっぱ橋をウロウロして上野に戻ってきたのはすでに12時前。なんと4時間で2坂しか走っていません。さすがにこれはまずいと思い、ここからペースを上げます。

清水坂

清水坂(きよみずざか)

忍坂

忍坂

稲荷坂

稲荷坂

清水坂

清水坂(しみずざか)

清水坂(きよみずざか)は上野公園内。清水坂(しみずざか)は上野公園の外周。なんて面倒な名前をつけたのでしょう。落語にでも出てきそうな紛らわしい坂の名前です。

三段坂

三段坂

新坂

新坂

新坂の次にある寛永寺坂はすぐ西にあるにも関わらず、道の関係で鶯谷駅側に降りなくてはいけない理不尽さ。ランチにしようかと思ったものの、鶯谷ではどうも食指が動きません。

寛永寺坂

寛永寺坂

御隠殿坂

御隠殿坂

御隠殿坂は谷中霊園内にあり、次の芋坂に行くにも霊園を通過しなくてはいけません。後になって知りましたが、谷中霊園には徳川慶喜公のお墓があるのだとか。こういうのはやっぱり下調べが大事です。

芋坂

芋坂

芋坂というのは、ここで自然薯が採れたからとか。そう聞くとランチはとろろ蕎麦がいいなと思ったものの、ランチもぐもぐタイムで入ったお店は中国手打拉麺・馬賊。なんとなく雰囲気で…

下調べなしで入ったので、おすすめの担々麺を注文。

中国手打拉麺 馬賊

中国手打拉麺 馬賊

どうやらこのお店はかなりの有名店らしく、後からラン仲間から「そこ美味しいよね」のメッセージ。しかもラーメン屋さんなのに、女の人が1人であたり前のようにどんどん入ってきて、餃子とラーメンを頼んだりするわけです。

食べログ:中国手打拉麺 馬賊

私の隣りに座ったのは、まるで映画のスクリーンから出てきたような、夏らしい青いワンピースのめっちゃ可愛い女子。この瞬間からなんとなく察しました。どうもこのあたりは私の知っている東京ではないということを。

紅葉坂

紅葉坂

御殿坂

御殿坂

富士見坂

富士見坂

食後ですので、ほぼ散歩状態です。富士見坂はかつて富士山が見えていた場所。でも富士山の方向にマンションが建ってしまい、いまでは富士山を見ることができなくなったのだとか。

道灌山坂

道灌山坂

向陵稲荷坂

向陵稲荷坂

ひぐらし坂

ひぐらし坂

陽射しがかなりきつくなり、軽くめまいを感じ始めたので、このときはもう完全にウォーキングモードです。ひぐらし坂の文字を読んで「日暮里」の意味を始めて理解しました。「日暮里=ひぐらしの里」なわけです。

ひとつ賢くなりました。

間の坂

間の坂

地蔵坂

地蔵坂

夕焼けだんだん

夕焼けだんだん

夕焼けだんだんは坂(階段)ですが、坂の名前がちょっと変わっています。谷中銀座の入り口にあるこの階段の名前は公募によって名付けられ、いまは夕日の名所としても人気のスポットです。

七面坂

七面坂

蛍坂

蛍坂

三崎坂

三崎坂

真島坂

真島坂

あかぢ坂

あかぢ坂

この日はお祭りらしく、いたるところで賑やかな雰囲気がありました。そのお祭りの空気感があるからかもしれませんが、なんとも言えない居心地のよさがこのあたりにはあります。

三浦坂

三浦坂

善光寺坂

善光寺坂

谷中の坂を走って、この後の方向で迷いましたが、弥生・根津方面を目指すことに。ここにきてようやく気温が下がってきたので、ここでちょっとペースを上げます。

おばけ階段

おばけ階段

弥生坂

弥生坂

異人坂

異人坂

異人さんが散策に使った坂なので異人坂。異人さんは東大の先生だたとか。そう、ここはもう東大の裏側なんです。東京に詳しくない私にとって東大が急に現れてびっくりです。

新坂

新坂

暗闇坂

暗闇坂

無縁坂

無縁坂

この日は結局33坂でフニッシュとなりました。やっぱり真夏に無理して走るものではありませんね。その分、街の雰囲気を存分に楽しむことができました。谷根千はだいぶ気になるスポットとして記憶に残りましたし、そういう発見こそが旅ランの醍醐味でもあります。

御徒町・燕湯

御徒町・燕湯

タイ屋台料理 メーアン

タイ屋台料理 メーアン

今回はちゃんと走り終えた後に銭湯にも行けましたし、この日ずっと食べたかったタイ料理のお店で1人反省会。反省することなんて何もないんですが。少しだけ熱中症の危険がありましたが、それも無事乗り切りました。それだけでよしとします。

坂道の数:33
走行距離:32.02km
高低差:168m

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